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【阪神】門別啓人、開幕3戦目に20日広島戦先発可能性 カブス相手に5回完全投球の20歳


阪神タイガースの高卒3年目の投手、門別啓人が30日の広島戦で先発する可能性が高まっている。本来29日の開幕2戦目が予想されていたが、オリックス戦で富田蓮投手が先発見込みとなり、門別が3戦目に登板する可能性が出てきた。 門別は15日カブス戦で5回を完璧に抑え、成長を見せている。彼にとってマツダスタジアムは、プロ1年目で苦い思い出が残る場所であるが、今回は改めて成長した姿で挑む。門別と同期の富田も先発デビューを目指して無失点記録を継続中であり、開幕戦での活躍が期待される。他の先発候補には才木やデュプランティエ、伊原、ビーズリーが挙がっており、開幕ローテーションの確定が迫っている。

キャッチボールで調整する阪神門別(撮影・西尾就之)

阪神高卒3年目の門別啓人投手(20)が、開幕3戦目となる30日広島戦(マツダスタジアム)に先発する可能性が浮上した。これまで29日の開幕2戦目が見込まれてきたが、1週間前にあたる22日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム大阪)に、急浮上した富田蓮投手(23)が先発見込み。20歳左腕は大事な3戦目のマウンドを託されることになりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

阪神の25年開幕ローテの陣容が徐々に見えてきた。期待の高卒3年目左腕の門別は、これまで29日の開幕2戦目が見込まれてきたが、30日の開幕3戦目を託される可能性が浮上した。これまでベテラン西勇の先発が予定されていたが、本調子ではなく、状態を戻すために調整中。大事なマウンドが回ってくることになりそうだ。

門別は15日のカブスとのプレシーズンゲームで、5回パーフェクト投球。「本当に楽しくてあっという間の時間でした。緊張感もなく、素直に楽しめたのでよかったです」と振り返り、開幕へ弾みをつけていた。マツダスタジアムはプロ1年目の23年9月15日に初先発し、3回3失点と苦渋を味わった場所。2年を経て大きく進化した姿を見せる。

開幕投手の村上に次ぐ2戦目には、門別と同期入団で同じ左腕の富田が浮上した。昨季はすべて中継ぎで33試合の登板だったが「先発でやりたい気持ちが強い」と話し臨むシーズン。今春実戦ではここまで16イニング連続無失点と猛アピールを続けてきた。22日のオリックスとのオープン戦に先発見込みで、順当に行けば1週間後の29日広島戦が待つ。

「できるだけ多くの回数マウンドに立つというのは、自分の中で『野球やってるな』じゃないですけど、そういう気持ちになれる。できるだけ長くマウンドに立ちたいなという気持ちはあります」。自身初の開幕ローテ入りで白星をつかみたい。

4月1日のDeNAとの初戦は才木、同2日はこの日の2軍戦で好投のデュプランティエかドラフト1位の伊原が担い、同3日は状態にこのまま問題がなければ、来日3年目のビーズリーがマウンドに立つ可能性が高い。昨季チーム最多13勝を挙げた右腕から、日本一軍団との戦いに臨む。

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