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【阪神】無失点継続で開幕ローテをグイッ!門別啓人5者連続奪三振など4回0封 ピンチも動じない


阪神タイガースの門別啓人投手が、DeNAとのオープン戦で4回を2安打無失点と好投し、開幕ローテーション入りに大きく前進しました。門別はこの試合で5者連続三振を奪い、ピンチでも動じない強心臓をアピール。また、4回の無死満塁の場面でも得点を許さず、昨季からの成長を見せつけました。チーフコーチの安藤優也も門別の登板を高く評価しており、開幕2戦目となる広島戦での先発が有力視されています。門別は連続無失点記録を15イニングに延ばし、直球を生かした投球でチームの期待に応える活躍を続けています。

阪神対DeNA 4回を2安打無失点て抑えた阪神先発の門別(撮影・前田充)

<オープン戦:阪神4-5DeNA>◇8日◇甲子園

プロ未勝利左腕が3・29先発の座をグイッと引き寄せた。阪神門別啓人投手(20)がDeNAとのオープン戦(甲子園)に先発し、4回2安打無失点の好投で初の開幕ローテ入りへ大前進した。5者連続三振を奪い、4回無死満塁の大ピンチも無失点で耐えた。今春の実戦は15イニング連続無失点。開幕2戦目の29日広島戦(マツダスタジアム)での先発が有力視される中、安藤優也投手チーフコーチ(47)も好評価。成長著しい左腕の期待値がグングン上がっている。

   ◇   ◇   ◇

ポーカーフェースの門別が静かに熱えた。4回無死満塁の大ピンチ。思わず熱くなった。

「絶対に点数をあげたくなかったので、気持ちが入りました」

5番山本はこん身の内角直球で詰まらせ三邪飛。続く加藤も直球で詰まらせ、注文通りの一ゴロ併殺打に仕留めた。何事もなかったようにグラブをポンとたたき、淡々とベンチへ。その一挙手一投足からローテ投手の風格が漂った。

「真っすぐ押していくのを貫き通せたのが結果につながった。もし点を取られた時でも、このスタイルを崩さないでやっていくのが大事だと思います」

ピンチにも動じない強心臓こそ、昨季から成長したポイントだ。「4回の最初の投球は昨年のフラッシュバックじゃないですけど…そんな感じがありました」。4回、先頭蝦名への四球を反省した。昨季は勝負どころで踏ん張れず、プロ初勝利を逃した。「打たれてもいいから強気に。どんどん攻めの投球をしていきたい」。素質は誰もが認めるところ。高卒3年目となる今季は頑丈になったメンタルを引っさげ、初の開幕ローテ入りへ前進している。

技術的な手応えも感じている。昨季日本一のDeNA打線を相手に2回1死から5者連続三振を奪うなど、直球と変化球を巧みに使い分けた。主に決め球に選んだのは高めの直球。5者連続三振のうち4つが高めのつり球を振らせたものだ。「(高めの)ボールも使えることが今日分かった」。直球を生かすためのスライダーが良いアクセントになった。「三振も取れたし、カウントを取れたのが大きかった。昨年に比べて(打者が)振ってくれたので、しっかり成長してる証拠かな」と手応え十分だ。

若武者の快投に首脳陣も目を細める。安藤投手チーフコーチは「粘りながら結果を出してくれている」と評価。有力視される開幕2戦目・広島戦の先発こそ明言しなかったが、昨季まで2年連続2ケタ勝利の大竹が下肢の張りで離脱する中、存在感は高まっている。

これで今春実戦は15回無失点。「もう少し状態を上げていければ、もっと体のキレも出てくる」。今季の大ブレークを予感させる左腕。ブレずにスタイルを確立していく。【山崎健太】

◆門別啓人(もんべつ・けいと)2004(平16)7月10日生まれ、北海道門別町(現日高町)出身。富川小1年時に富川野球スポーツ少年団で野球を始め、6年時に投手で日本ハムファイターズジュニア選出。富川中では軟式野球部に所属。東海大札幌ではエースとして3年夏の南北海道大会4強に貢献。22年ドラフト2位で阪神入団。1軍は登板7試合(うち先発3試合)で0勝2敗、防御率4・05。今季推定年俸は870万円。183センチ、86キロ。左投げ左打ち。

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