
<フィリーズ1-3ドジャース>◇5日(日本時間6日)◇シチズンズバンクパーク
ドジャース佐々木朗希投手(23)が、メジャー3度目の登板で最長の4回0/3で1失点と好投。メジャー初勝利は持ち越しとなったが、存在感を示した。
1回にシュワーバーとターナーの連打から1失点。2回からは2イニング連続で3者凡退に仕留め、4回は先頭ハーパーを歩かせるも後続を打ち取った。5回先頭のリアルミュートに四球を与え、ストットに安打を浴びたところで降板となったが、68球を投げ、3安打2四球1失点4奪三振の内容だった。
デーブ・ロバーツ監督(52)は「(速球、フォークの)両球種とも、多くのストライクを投げていたし、空振りも多く取れて、芯を外していた。初回も、よく立ち直った。試合が進むにつれて自信も出てきた。彼にとってこれが必要だった。こういう才能のある打線相手にも、彼はできると分かっていたと思う。こういうことが彼を良くしていくし、自分の球を信じて、試合でも自信を持てるようになるだろう」と評した。
試合後の佐々木は、2日前のブルペン投球で修正点に気付いたことで、フォームを修正したことを明かした。過去2戦から立て直し「メンタル的に不安になるところもあったんですけど、自分の中では信じられる技術があったら気持ちは関係ないと思う。今日はそれを信じて投げただけ」と冷静に振り返った。