
女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFA女子ランキング5位)は6日にコロンビア女子代表(同21位)と国際親善試合(ヨドコウ)を戦う。
5日は試合会場のヨドコウ桜スタジアムで公式練習。FW田中美南(30=ユタ・ロイヤルズ)は「みんなのおかげで新体制でいいスタートが切れたと思うけど、これから」と継続して好パフォーマンスを見せていくことを誓った。
2月の国際親善大会「シービリーブスカップ」ではオーストラリア戦とコロンビア戦でそれぞれ2点を挙げ、ニルス・ニールセン監督(53)体制となってから最多得点。所属チームが標高の高い地域で活動していることによる好影響もあり「連戦でもコンディションを落とさずに維持できている」と結果を出し続けている。
新監督から求められている点としては、流動性を挙げた。より強調されている部分として「ゴールももちろん求められていると思うけど、その起点になることや、自分が下りた時に誰かが抜け出していくとか、誰かが中に入ってきた時に(他の選手が)ワイドに張るとか。ボールを保持しながら、日本らしい流動性の中でのゴール、3人目の動きが理想」と挙げ、コロンビア戦でも連動した動きでの崩しをイメージした。
6日の試合は、新体制での国内初戦。多くのファンの前でのプレーを前に「(シービリーブスカップ初優勝という)いいニュースがあって、注目度も高いと思う。試合内容やゴールシーンを楽しみに来てくれると思うし、自分たちも日本でやる試合はすごく楽しみ。サッカーを楽しんでいるとか、自分たちがこれから進んでいく道を見せるいい機会だと思うので、何かを感じてもらえるような試合にしたい」と意気込んだ。【永田淳】