
<ロッテ1-3楽天>◇4日◇ZOZOマリン
黄金ルーキーが、初ものずくめで輝いた。楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、プロ初の決勝打を決めた。ロッテ戦に「1番遊撃」で先発。初回に球団新人初の開幕から5試合連続安打を放つと、その流れでプロ初盗塁となる二盗を記録。4回には決勝点となる先制打を放ち、3試合連続のマルチ安打とした。新人らしからぬ存在感を放ち、チームを今季初の2連勝、3位浮上に導いた。
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追い込まれてからが楽天宗山の真骨頂だ。0-0の4回2死一、三塁。カウント2-2からロッテ田中晴の内角低め154キロ直球を逆方向に運んだ。同じドラフト1位のロッテ西川が守る左翼への一打で先制すると、一塁上で力強く右拳を突き上げた。「その打席で自分ができることっていうのに集中してやってる。その結果で打点がついたのが良かった」。プロ初の決勝打となり、チームを今季初の連勝、貯金1へと導いた。
前の打席での凡退を引きずらなかった。2回2死満塁の先制機では左飛に倒れた。「取り返そうと思って打てたらずっと打てるので、なかなかそうはいかないですし、いかに自分がその時できるベストを出せるかだと思う」。反省はしても、落ち込まずに次へとつなげることだけにフォーカスする。
初回には2ストライクから右前打を放ち、球団新人初の開幕から5試合連続安打とした。続く小深田の6球目にプロ初盗塁となる二盗。「もっともっと走れる選手になりたいですし、走攻守全てでチームに貢献していきたい。まだまだ技術が足らないので、もっともっとトライしてというか、練習から意識高くやりたい」。7回2死走者なしでは、石垣の遊撃への打球を逆シングルで捕球。深い位置からの遠投となったが、ワンバウンドでアウトにする美技で先発早川を救った。
同学年の活躍も刺激になっている。この日、3安打猛打賞の西武渡部聖は開幕から5試合連続安打。対戦したロッテ西川も、前日3日まで開幕から5試合連続安打を記録していた。「同学年の選手が活躍してると、その映像を見たりしますし、負けられないなっていう思いもありますけど、やっぱり今、自分の置かれている立ち位置というか、求められてるものっていうものを試合で発揮するだけかなと思う」と冷静だ。
開幕から5試合で24打数8安打の打率3割3分3厘と好調を維持する。「1番宗山」が楽天打線のキーマンになっている。【山田愛斗】
▼宗山が先制適時打を放ち、プロ入り初のV打をマーク。これで宗山は開幕戦から1→1→2→2→2と5試合連続安打。2リーグ制後、新人が開幕戦から欠場なしで記録した連続安打は62年青野(東映)の8試合が最長で、5試合以上は今季の西川(ロッテ)渡部聖(西武)を含めて12人しかいない。西川は5試合でストップしたが、宗山と渡部聖は青野にどこまで迫れるか。