
<オリックス4-5楽天>◇29日◇京セラドーム大阪
楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が2試合連続安打で、今季初勝利に貢献した。
オリックス戦に「2番遊撃」で先発。3回1死走者なし、カウント3-1から九里の外角130キロ変化球を右翼線へ運んだ。初長打となる二塁打で小郷の先制打を呼び込み「変化球をスイングした時のタイミングは悪くないと思った。まだ捉えきれてないんですけど、昨日より凡打も内容は良かった」。開幕戦の9回に放った右前適時打に続く安打をマークした。
一方、守備ではミスもあった。2回に頓宮の打球を捕球した直後、一塁への悪送球で初失策を記録した。失点にはつながらなかったものの「必ず原因がある」と反省。「また練習するしかないので、もうとにかく次のプレーというような思いではありましたし、その後、小深田さんがしっかり(二ゴロを)捕ってくれて、その回はゼロで終われたので、ほんと助かりました」。先輩のフォローに感謝した。
この日の1勝は自身にとって楽天での今季初勝利となった。「今日の試合もそうですけど、最後、細かいところの勝負になってくる。そこをどれだけ集中し、こっちがものにするかだと思う。毎日、試合が続いていくんですけど、集中力を切らさずに今日みたいに最後勝ち切れる、1個上回れるようにやっていければ」と引き締めた。