
セレッソ大阪のブラジル人、MFルーカス・フェルナンデス(30)が27日、約6年半にわたってチームを支えてきたMF奥埜博亮(35)に対し、惜別の言葉を送った。
昨季までの6年間、ほぼフル稼働してきた奥埜は、アーサー・パパス監督(45)に交代した今季、ここまで1試合の途中出場にとどまっており、前日26日、湘南ベルマーレへの完全移籍が発表されていた。
この日、オンラインで取材に応じたルーカスは「昨年1年間、同僚としてプレーし、それまでも(札幌での5年間で)何度も対戦して、いい選手と思っていた。実際に仲間になると、選手、人としても最高だった。その中で、彼は新しいチームに出場機会を求め、移籍していった。本人のためには致し方がない。すごく尊敬しているし、これから将来、いい結果を出してくれることを、心から願っています」と話した。
そのルーカスは28日、本拠での浦和レッズ戦に4試合連続での先発が確実。
現在1勝2分け3敗で降格圏の18位に沈んでおり、開幕戦以来の6試合ぶり勝利へ、「浦和は言うまでもなく、歴史ある強豪クラブ。だが、相手に意識を向けすぎず、我々の求められているものを表現すれば、今季ホーム初勝利につながる」と自信を示した。