
浦和レッズは27日、FW前田直輝(30)がサンフレッチェ広島に完全移籍することを発表した。
前田は昨季、名古屋グランパスから浦和に加入。浦和出身で地元でのプレーに意欲を見せ、昨季はコンディション不良の離脱がありながらも24試合出場で2得点だった。今季は、浦和のエースだった興梠慎三さんの背番号「30」を受け継ぎスタートしたが、先発は柏レイソル戦の1試合のみ。今季はわずか55分の出場にとどまっていた。
前田はクラブを通じ「このたび、サンフレッチェ広島に完全移籍することになりました。今年、覚悟を持って30番を着けさせてもらったことに偽りはありません。ただ、結果的に裏切ってしまったことも事実です。プレーヤーとして、難しい立ち位置だった。それがこの決断にいたった一番の理由です。小さいころから身近にあり、憧れのエンブレムを着けての1年間。とても幸せで、成長できたと思っています。また、ピッチでお会いできるのを楽しみに僕も成長していきます。短い間でしたがありがとうございました」とのコメントを発表した。