
浦和レッズのFW前田直輝(30)がサンフレッチェ広島に完全移籍することが26日、分かった。この日、第1登録期間(ウインドー)の最終日で移籍が決定した。
前田は昨季、名古屋グランパスから浦和に加入。浦和出身で地元でのプレーに意欲を見せ、昨季はコンディション不良の離脱がありながらも24試合出場で2得点だった。
今季は、浦和のエースだった興梠慎三さんの背番号「30」を受け継ぎスタートしたが、先発は柏レイソル戦の1試合のみ。柏戦では、決定機を仕留めきれず、前半45分だけで交代し、以降、初勝利を挙げたファジアーノ岡山戦、鹿島アントラーズ戦はベンチ外だった。今季はわずか55分の出場にとどまっていた。
広島はMF満田がG大阪へ移籍し、秋からアジア・チャンピオンズエリート(ACLE)がスタートする。選手層を厚くするべく、前田にオファーを出し、前田も出場機会を求めて移籍を決断した。