
<練習試合:智弁和歌山11-3京都国際>◇8日◇智弁和歌山グラウンド
昨夏甲子園の胴上げ投手でプロ注目の京都国際・西村一毅投手(2年)が“必勝モード”で夏の甲子園帰還とU18代表選出を誓った。
センバツ出場校の智弁和歌山との練習試合に先発。要所で持ち味のチェンジアップがさえたが、6回を101球8安打3失点で複数の長打を浴びた。「格の違いを見せつけられて、力負けしました」。
7日に今春センバツの組み合わせが決まったばかり。抽選結果を確認し、「甲子園に出るチームに勝たないと、甲子園で勝つことは絶対できない。チーム全体で力をつけていきたい」と先を見すえた。
冬場は8キロの体重増量に成功。補食の回数や量を増やし、日頃のウエートトレとの相乗効果で出力を上げている段階だ。
個人としてはセンバツ全日程終了後のU18高校日本代表候補合宿への招集を待つ段階だ。昨夏の甲子園優勝投手で代表入りした1学年先輩の中崎琉生投手から昨年、代表の練習着を見せてもらい、日の丸への憧れは強くなった。「1回触らせてもらって、めちゃめちゃよかったです(笑い)。特別感がありました」。ニンマリと笑みを浮かべ、マイペースな西村節も健在だ。