
第97回選抜高校野球大会が、3月18日に甲子園球場で開幕する。日刊スポーツ高校野球取材班が注目する、全国の有望選手を紹介する。
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【横浜(神奈川) 織田翔希(おだ・しょうき)投手(2年)185センチ、75キロ、右投げ右打ち】
昨年、「スーパー1年生」として注目を浴びた最速150キロ右腕・織田翔希投手(2年)が、いよいよ甲子園デビューを果たす。
185センチの長身から内角を強気に攻め、打者を圧倒する。角度のある真っすぐは140キロ中盤をマーク。早くも、来年のドラフト候補として名前が挙がるほどだ。
投手としてOBの松坂大輔氏(44)に憧れる。「どうやったらああなれるのかを常に考えながら、練習しています」。この冬は変化球の精度を課題にあげ、「キャッチボールから意識しながら投げてきました」。体重移動、間の取り方にリズム。そして、体力強化で完投能力も備わった。
福岡県出身で、足立中3年時に出場した全国大会では、軟式球で143キロを記録した逸材だ。その名は、すでに全国に知られている。「信頼される投手を目指し、一戦必勝。センバツ優勝。夏も優勝したい」。頼もしい2年生が、勝利に導く。