
バルセロナが今夏、ラヨ・バリェカノのルーマニア代表DFアンドレイ・ラティウ(26)を獲得候補に挙げている、とスペイン紙スポルト電子版が9日に報じた。
バルセロナは現在、来季に向けてクンデの代役を務められる右サイドバックの補強を考えており、ラヨ・バリェカノで素晴らしいパフォーマンスを発揮しているラティウをターゲットにしているという。
ラヨ・バリェカノは現在スペインリーグで7位につけ、欧州カップ戦の出場権争いをしているほど好調を維持。このチームでラティウは2季前、レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウスとのデュエルに勝利した実績もある。
バルセロナは既にラヨ・バリェカノのマルティン・プレサ会長と話し、売却の意思があるかどうかの探りを入れた、とのことだ。しかし獲得を希望する場合、大金の支払いは避けられない。ラヨ・バリェカノのスポーツディレクターを務めるダビド・コベーニョが「アンドレイは50%、我々の選手だ(保有権を以前所属していたビリャレアルと分け合っている)。彼について質問したいクラブがあれば話し合いに応じることはできるが、契約解除金を要求するつもりだ」と語っていた通り「2500万ユーロ(約40億円)」に設定されている契約解除金全額の支払いが必要になる模様だ。
ラティウは右サイドからのオーバーラップを武器にチームの攻撃に貢献し、今季のスペインリーグで24試合(先発23試合)に出場して、ここまで2得点2アシストを記録している。(高橋智行通信員)