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【センバツ】青森山田・平沢亮河「これ、やべぇな…」昨春甲子園での2戦連続サヨナラ勝ちに鳥肌


青森山田高校は第97回選抜高校野球大会で3季連続の甲子園出場を果たす。チームは昨年春の8強、夏の4強と全国で実力を示した。現チームの8人の先発野手のうち5人が甲子園経験者で、未経験者も含めチーム全体が意欲を見せている。新3年で正捕手の平沢亮河は昨年甲子園ではベンチから2度の劇的勝利を目撃し、自分もプレーしたいと強く感じた。彼はその後の試合で骨折し、夏の大会には間に合わなかったが、秋には復帰し東北大会で準優勝を達成。彼は先輩に学びながらも自分のやり方でチームを牽引すると決意し、甲子園の舞台でリードすることを誓う。彼の目指すのは、夢の場所での個性的な活躍だ。昨春のセンバツでは青森山田が広陵戦でサヨナラ勝ちを収め、その勢いを再び味わいたいと意気込んでいる。

甲子園に意気込む青森山田・平沢(撮影・浜本神威)

第97回選抜高校野球大会(18日開幕)で3季連続の甲子園に臨む青森山田は、昨春8強、昨夏4強と全国に強さを示してきた。新チームの先発野手陣は、8人中5人が甲子園でのプレー経験があるというチームで、プレー未経験の3人が目をぎらつかせている。同期とともにグラウンドに立ち、先輩たちの代を超える春へ。それぞれが来たる甲子園へと意気込んだ。【取材・構成=浜本神威】

   ◇   ◇   ◇

昨秋から正捕手を務める平沢亮河捕手(新3年)は、昨春の甲子園での2戦連続サヨナラ勝ちという快進撃をベンチで見つめた。2回戦の広陵(広島)戦での劇的勝利には「『これ、やべぇな…』って。鳥肌が立った。これを味わいたいなって」。同期の躍動する姿に、次は自分もと奮い立った。

しかし、夏に向けて勢いづく5月上旬、練習試合で右手親指の付け根を骨折。夏には間に合わなかった。昨夏は、春にはベンチから眺めたナインをスタンドから応援。4強の景色を見せてくれたチームには感謝しながらも、「自分で甲子園の舞台を経験したい」という思いが募った。同期の活躍も悔しかった。リハビリに精を出し、なんとか秋の地区大会出場にこぎつけた。

昨秋は投手3人をリードし、東北大会準優勝。捕手としての経験を積んできた。「1人1人をいかにいい状態で試合に向かわせるか、どうやったら球が生きてくるかを意識しています」。正捕手だった橋場公祐前主将にも学んだ。「配球や投手のリードの仕方はたくさん聞きました。自分にはない引き出しがあった」。

ただ、そのまま橋場の後ろは追いかけない。「自分は橋場さんとは違うので。聞いた部分も生かしつつ、自分なりのやり方を」。憧れの舞台で、自分なりのリードを表現する。「(甲子園は)夢の場所。春、ベンチから橋場さんの姿を見て、『絶対にあそこでプレーしたい』と強く思った。自分が出られるチャンスは絶対ものにしたいですし、精いっぱい楽しみたい」。決意と高揚を胸に、甲子園に挑む。

◆昨春センバツ2回戦の広陵戦(24年3月27日) 青森山田は7回まで広陵・高尾に無安打無得点。8回表に2点を先取されたが、その裏、対馬陸翔外野手(3年)の2点適時打で同点。9回表には3点を勝ち越されるも、その裏、佐藤隆樹外野手(2年)の同点適時三塁打で再び追いついた。タイブレークの延長戦に突入。10回表を0に抑えると、その裏、原田純希内野手(3年)が犠飛を放ち、6-5で勝利。1回戦の京都国際戦(4-3)に続くサヨナラ勝ちを収めた。

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