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日本野球機構(NPB)中村勝彦事務局長が25日、オンラインカジノ問題について取材に応じ、調査結果が集まっていることを明かした。オリックス山岡が過去にオンラインカジノを利用していたことが発覚。全12球団に要請した調査報告を受け、内容を精査している段階で「同事務局長は「相談ベースではいろんな人が相談してくるのではないかなと思います。ちゃんと受け答えしてあげないといけませんので」と話した。
今後は野球協約180条にある「野球賭博」に抵触するような、プロ野球の試合結果を対象にした賭博行為の有無が大きな線引きとなる。同事務局長は「同じカジノでもスポーツベッティングといったところは私ども(NPB)の範疇(はんちゅう)。そっち(NPBの範疇)に入ると、これはかなり大きな野球賭博になっちゃいますので」。野球賭博を除く一般的な賭博行為については各球団に判断を委ねる方向性を示した。
球団によって調査内容に相違が出ないよう、要請段階で調査方法を指導してきた。一般的な賭博行為があった場合を想定し、頻度や常習性などの精査も進めていく。「3年以上前とかとなると対象外になると思います。あとは常習性とか。そういったところが問われる」と、今週末前後をめどに結果を発表する見込みという。