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【阪神】「血と汗が流れた」鳴尾浜が30年の歴史に幕「横田の精神は受け継いでいる」平田2軍監督


兵庫県西宮市の阪神2軍本拠地・鳴尾浜が30年以上の役割を終え、最後の練習が行われました。選手たちは「もう最後やね」と互いに声をかけ合い、グラウンドを後にしました。長年にわたり選手たちが鍛錬を積んだこの場所は、阪神・淡路大震災後も液状化現象を克服し、多くの思い出が詰まっています。特に印象的なのは、横田慎太郎さんの中堅からのストライク返球で、「奇跡」と称されるプレーは今でも語り継がれています。平田2軍監督は、鳴尾浜で流した「血と汗」を振り返り、新施設でもその精神を忘れずに活躍し続ける決意を語りました。

鳴尾浜球場で合同自主トレする阪神の新人ら(撮影・上山淳一)

ありがとう、鳴尾浜-。兵庫県西宮市の阪神2軍本拠地・鳴尾浜で30日、最後の練習が行われた。歴代の若虎が鍛錬を積んできたグラウンドが30年超におよぶ役割を終えた。

キャンプ出発を前に訪れていた選手らが口々に「もう最後やね」と言葉をかわした。最後にグラウンドを出た長坂は深々と礼をした。平田2軍監督は計10年も同ポストを務めただけに「寂しいよ。30年、震災を乗り越えて。甲子園にも近くてすごく便利な場所だった」と感傷に浸った。オープン直後に阪神・淡路大震災があり、埋め立て地に広がるグラウンドは液状化現象で泥だらけになった。

思い出は尽きないが「やはりパッと出てくるのは横田のバックホームだよな」。病におかされた横田慎太郎さんは19年の引退試合で中堅から「奇跡」と言われたストライク返球。「28歳の若さにして天国に行っちゃったけどさ。その精神はみんな受け継いでくれている。見守ってくれていると思うからね。鳴尾浜があるから(新施設の)大物もある。血と汗が鳴尾浜にはいっぱい流れたんだよ。向こうでも感謝の気持ちを忘れずにやっていきますよ」。グラウンドは変わっても歴史はつながっていく。

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