阪神藤川球児監督(44)が、春季キャンプ初陣を超速でスタートさせた。全体練習開始の約1時間半前、午前8時35分に球場入り。早出練習組は午前8時15分頃に到着しており、指揮官も“早出”でスタートした。
「選手たちの最初ですからね。任せるというよりも、若い選手たちなので、特に自分もこのキャンプに彼らを入れているわけですから見ておく責任がある」
高卒2年目の山田や期待の井坪らを宜野座組に抜てきした責任感。「もし選手たちが故障をしてしまったりと、打球が当たったりということがあっては、監督という立場的によくないなと思って」とじっくりナインを見守った。2日以降もの問いには「どうですかね。睡眠の問題ですかね。よく寝られるので問題ないと思いますけど」と笑わせながらも、超速継続に含みをもたせた。
全体練習後も、夕刻に終了した主力の佐藤輝、大山らの特守までチェック。「当たり前のことだと思っています。彼らの表情は見たかったし、それは全員に対してそうですけど」。朝から日が暮れるまで精力的に動いたが、新指揮官としては当然と自認。選手全員をしっかり見守り、シーズンへの準備を進める。【磯綾乃】