<プレミアリーグ:イプスウィッチ1-2サウサンプトン>◇1日◇第24節◇ポートマン・ロード・スタジアム
最下位に低迷するサウサンプトンはアウェーで19位イプスウィッチに2-1で競り勝ち、今季2勝目を挙げた。DF菅原由勢(24)は1-1の後半36分から出場。同42分にFWポール・オヌアチュ(30)が勝ち越し点を決めて、14試合ぶりの白星を手にした。
残留を争うチーム同士の一戦。先制したのはアウェーのサウサンプトンだった。前半21分、右からの低いクロスが相手に当たって浮いたボールをMFジョー・アリボが左足ボレーをたたき込んだ。その10分後に同点に追い付かれたが、菅原が途中出場後の後半42分に速攻からオヌアチュが味方のシュートのこぼれ球を左足で押し込み、勝ち越しに成功した。
リーグ戦の白星は昨年11月のホームでのエバートン戦(1-0)以来。昨年12月に就任したユリッチ監督は「最高の気分。選手たちはよく頑張った」と自身のプレミア初勝利を喜んだ。残留圏とは勝ち点10差で、苦しい状況に変わりはないが「何が起こるか分からない。情熱を持ってプレーする。それが私の望みだ」と語った。