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上原浩治氏、上沢直之ソフトバンク入り「何も悪くはない」 田中将大の巨人加入に膳場貴子も笑顔


上原浩治氏が「サンデーモーニング」にて、日本野球界の選手移籍に関する現状とその課題について語りました。彼は、アメリカでプレーした選手が日本に戻る際に特定の球団に必ず戻る必要がないという現行のルールを指摘し、選手が市場価値の高い契約を選ぶのは当然と述べました。また、ポスティングシステムについては、より統一されたルールが必要と提案しました。番組では、田中将大投手の巨人加入についても触れられ、上原氏は背番号11に対する自自身の思いを述べました。さらに、巨人の新加入選手たちについての分析も行い、特に甲斐拓也捕手やライデル・マルティネス投手の影響を言及しました。

上原浩治氏(2019年12月8日)

上原浩治氏とパリ(五輪)オリンピック柔道女子48キロ級金メダルの角田夏実が29日、TBS系「サンデーモーニング」にご意見番として出演。米大リーグのレッドソックス傘下3Aウースターからフリーエージェントとなり、古巣の日本ハムではなく、ソフトバンク入りが決まった上沢直之投手(30)、日米通算197勝で楽天を自由契約となり、巨人と契約した田中将大投手(36)について語った。

上原氏は「今、問題になってますけれども、1回アメリカに行った時点で、球団の保有権はなくなるので、必ず日本ハムに戻らないといけないという契約ではない。選手は商品ですから、より高いところにオファーがあれば、そこに行くのが普通。ファンの方々は帰ってくるもんだと思っていたかもしれないですが、1年で上沢選手も日本に戻るとも思っていなかったと思うので、球団を離れた時点で保有権はないわけですから、どこと契約してもいいわけなので、ファンの方が怒るのも、どうなのかなというのはある。ルールはちゃんとしないといけない。これからどんどんこういう選手が増えてくると思います。上沢選手が悪いみたいなイメージがついてますが、何も悪くはない。そこは分かってほしい」と訴えた。ポスティングシステムについては「1番いいのは、なくすのがベストかもしれない。FAというのがあるわけなので、それを1年早くするとか、FAの1年前しかポスティングは認めませんとか、12球団が統一したルールを作るべきだと思う。球団によっては違うので。あと球団がNOと言えば、まず認められないルールな訳なのですから、これは本当に問題ですね、これからも」と説明した。 

田中について、フリーアナウンサー膳場貴子が「よかった。久しぶりに笑顔を見た気がした。ほっとした」と笑顔を見せた。上原氏も着けていた背番号11を田中が着ることについて、上原氏は「あまり記憶がないですね。11番を着けていた記憶が。世代的に斎藤雅樹なので、自分の名前があがるのは恥ずかしい。というか、おこがましい」と謙遜した。ソフトバンクから甲斐拓也捕手、中日からライデル・マルティネス投手が移籍する巨人の大補強については「キャッチャーが甲斐選手が入ったので、ちょっと(正捕手の座が)溢れる。ほかの選手がどういう場所に行くのか、大城選手がファーストにまわるかもしれないですし、やっと岸田選手も上がってきて山瀬選手もいるので、その辺をどうするのか。甲斐選手を使わざるをえないと思うので、補強したわけですから」と分析。「マルティネス選手は、大勢選手とクローザーを争うというところですね」と語った。

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