楽天のキャッシュレス決済サービスには、クレカの「楽天カード」、電子マネー「楽天Edy」、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」、スマホ決済「楽天ペイ」などがあります。
楽天カードはともかく、それ以外は乱立状態でよく分からない人もいるでしょう。
特に楽天Edyは、元々はビットワレットという会社が立ち上げた「Edy」が前身で、出自が異なっていました。
そんな状態が徐々に解消されているようです。
「楽天キャッシュ→楽天Edy」のチャージが可能に
≪画像元:楽天グループ≫
2022年10月19日、「楽天キャッシュ→楽天Edy」にチャージできる機能が開始しました。
2014年3月より「楽天ポイント→楽天Edy」のチャージは可能でしたが、1円分からチャージ可能となりました。
この時点では、楽天Edyマイページ(Web)と、iPhone版Edyカード用楽天Edyアプリからしかチャージできませんでした。
楽天ペイアプリからの楽天Edyチャージも可能に
≪画像元:楽天グループ≫
ところが12月12日、iPhone版楽天ペイアプリに、楽天Edyに関する以下の機能が追加されました。
・チャージ
・ギフトの受取
・残高確認
・履歴確認
・表示設定
楽天ペイアプリからも、楽天Edyへのクレジットチャージが可能になったのです。
ただし、楽天Edy機能の利用時には「楽天Edyカード」が必要となります。
楽天キャッシュ・楽天Edyの相互チャージが可能に
≪画像元:楽天グループ≫
2023年7月25日、「楽天Edy→楽天キャッシュ」にチャージできる機能も開始しました。
これにより、楽天キャッシュ・楽天Edyの相互チャージが可能になったのです。
この時点では、おサイフケータイ機能が搭載されたAndroid版「楽天Edy」アプリでしか利用できませんでした。
楽天ペイアプリで楽天キャッシュ・楽天Edyの相互チャージが可能に
≪画像元:楽天グループ≫
楽天ペイアプリへの集約を進めたいところですが、そのためには様々な機能も楽天ペイアプリに集約しなければなりません。
楽天キャッシュ・楽天Edyの相互チャージは、上述の通り、おサイフケータイ機能が搭載されたAndroid版「楽天Edy」アプリでしか利用できません。
これが7月2日より、楽天ペイアプリでも楽天キャッシュ・楽天Edyの相互チャージが可能となりました。
これにより、楽天Edyアプリの負担が減り、アプリ統合への第一歩となります。
楽天ポイントカード・楽天Edyが楽天ペイに統合へ
≪画像元:楽天グループ≫
「楽天はアプリがありすぎてどれを使えばいいのか分からない」という声もあります。
特に楽天ポイントカード、楽天Edy、楽天ペイの各アプリは、重複部分も少なくありません。
そこで「顔」として選ばれたアプリが、「楽天ペイ」です。
楽天ポイントカードアプリは「楽天ペイアプリ」に統合
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手始めに12月頃、楽天ポイントカードアプリが楽天ペイに統合され、2025年春頃、楽天ポイントカードアプリの提供が終了します。
バーコードも利用できなくなる予定です。
楽天ペイアプリに楽天カードの主要機能を搭載
≪画像元:楽天グループ≫
楽天カードには「楽天カードアプリ」がありますが、色々なアプリを入れたくない楽天カードユーザーもいるでしょう。
そこで12月10日より、楽天ペイアプリに楽天カードの主要機能が搭載され、以下のことができるようになりました。
・ 支払額や明細の確認
・ あとから分割払いやリボ払い
・ 利用可能額の確認
・ 楽天カード申込み
「楽天ペイアプリ」は楽天経済圏の住民の必須アイテムに
楽天経済圏の主要機能は、楽天ペイアプリに集約されつつあります。
楽天Edyへのチャージも可能となり、楽天ポイントカード機能も使えます。
これらのサービスはAndroid版が先行している傾向で、iOS版は楽天Edy→楽天キャッシュへの変換ができません。
楽天ペイアプリはもはや、楽天経済圏の住民の必須アイテムですね。