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【ドラフト】西濃運輸・吉田聖弥「ほっとしています」 中日2位指名に驚きも、決意


西濃運輸の吉田聖弥投手(22歳)がプロ野球のドラフト会議で中日から2位指名を受け、「驚きと嬉しさ」を語った。高卒で入社して4年目となる彼は、昨年引退を考えるほど悩んでいたが、プロへの期待を捨てずに努力を重ねた。昨年の日本選手権で自信をつけ、今年は公式戦で防御率2.39を記録し主力として活躍した。吉田は中日の「投手王国」での競争を迎えるにあたり、自身の投球術を活かして打者を抑えたいと意気込み、座右の銘「感恩報謝」のもと、恩返しのために全力を注ぐと決意している。

座右の銘を書いた色紙を手に持つ、西濃運輸の吉田聖弥投手(撮影・竹本穂乃加)

<プロ野球ドラフト会議>◇24日

西濃運輸・吉田聖弥投手(22=伊万里農林)が中日から2位指名を受けた。

「2位という高い評価を頂いて。驚きはありましたけど、率直にうれしいですし、ほっとしています」

別室で佐伯尚治監督らと待機していた22歳は、正直な思いを明かした。

高卒で入社し、今年4年目。昨年は引退を考えたこともあったが「1年間真剣にやろう」と決意を固め「苦しい」日々を耐え抜いた。プロ入りへの淡い期待を持ち始めたのは、昨年の日本選手権。「打たれてもいいからど真ん中に」と覚悟を決めた投球を機に自信をつけ、今年の公式戦は14試合で防御率2・39と主力に成長。佐伯監督からも「これだけ人が変わるのか」と驚かれるほど、投球技術、人間力ともに進化した。

中日は「投手王国」というイメージで、厳しい争いを予想するが「今のプロ野球の世界にいる人たちみたいにすごいボールを投げられるわけではない。バッターの反応であったり、そういうところで自分の投球術を使って打者を抑えていきたい」と、冷静な自己分析を交えながら意気込む。

座右の銘は「感恩報謝」。泣いて喜んでくれた家族、自分の力を信じてくれた佐伯監督ら大切な人へ恩返しするためにも、新天地で全力で腕を振る。

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