デイトナ Research Memo(1):アジア拠点卸売事業が好調、国内事業の不調を補う
デイトナは、二輪車部品の企画開発及び販売を行う企業で、特にアジア拠点卸売事業が好調である。2024年12月期第2四半期の連結業績では、売上高が6,838百万円と前年同期比1.4%増加したが、営業利益は減少した。特に、国内事業が高価格帯商品の販売不振などで苦戦する中、アジア市場での成績が良好であり、インドネシアにおけるブランド認知向上が寄与した。また、デイトナは2026年までに連結売上高17,000百万円を目指す中期経営方針を掲げ、事業の多角化と新規事業への積極的な展開を計画している。SDGsへの取り組みとして、再生可能エネルギーの活用も推進している。
デイトナ<7228>は、二輪車部品・用品を中心に企画・開発及び卸販売、並びに小売販売を行うメーカーである。世界にバイクカスタマイズの楽しさを発信すると同時に、世界から吸収した新しい世界観を日本のライダーに提案し、バイク文化創造へチャレンジを続けているクリエイティブな企業である。独自の企画力、開発力を発揮し、世界のバイクライダーのニーズに対応する商品・サービスを提供することで、世界で最も支持されるブランドを目指している。また、二輪事業を主力に多様な新規事業を展開しており、アウトドアや電動乗物事業、発電機などの特機商材、リユースビジネスなどへ事業領域を拡大している。
1. 2024年12月期第2四半期の業績概要
2024年12月期第2四半期の連結業績は、売上高6,838百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益769百万円(同13.7%減)、経常利益795百万円(同8.4%減)、親会社株主に帰属する中間純利益554百万円(同4.9%減)となった。上期予想に対する達成率は、売上高は102.9%、営業利益は110.9%、経常利益は113.6%、親会社株主に帰属する中間純利益は113.8%と、売上高、各利益ともに目標を達成した。第2四半期業績予想については、コロナ特需の反動減を見込み、やや保守的な予想であったが、売上高について四半期単体で見ると、第1四半期は同6.1%減と落ち込んだものの、第2四半期は同8.0%増と盛り返しを見せた。事業別に見ると、国内拠点卸売事業では、第1四半期に流通各社の在庫調整や物価高の影響で高価格帯商品の販売不振が響いたが、第2四半期には徐々に回復した。小売事業においては、ユーザーの消費行動の変化による来店客数の減少や、高額カスタムニーズの減少などによりわずかに減収となった。一方でアジア拠点卸売事業は、国内拠点卸売事業や小売事業の不調を補う好調を見せ、インドネシアでは販売網整備により商品供給が拡大してブランド認知が進み、増収増益に寄与した。その他事業の売上高については、太陽光発電事業が前年同期並みで、リユース販売事業は前年同期をやや下回った。利益面では円安による仕入コスト上昇の影響から売上総利益が同1.9%減少し、売上総利益率は39.0%と同1.3ポイント下落した。営業利益以下の段階利益については、小売事業におけるPIT作業体制増強などに伴う人件費の増加などにより販管費が増加し、減益となった。
2. 2024年12月期の業績見通し
2024年12月期の連結業績は、売上高14,413百万円(前期比3.2%増)、営業利益1,772百万円(同4.4%増)、経常利益1,784百万円(同2.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,214百万円(同2.8%増)を見込んでおり、期初の業績予想を据え置いた。2024年12月期上期については、主力の国内拠点卸売事業は売上面では目標達成したものの、利益面では目標を大きく下回るなど苦戦した。ただし同事業では第2四半期に市場環境に回復傾向が見られたほか、アジア拠点卸売事業の好調で国内事業の不調を補う状況が下期も継続すると判断している。国内市況の回復と併せてアジア拠点での卸売事業の好調が継続すれば、業績予想の達成は十分可能と弊社では見ている。また、既存商品のリニューアルによる再販のほか、同社初となるオリジナルのフルフェイスヘルメット、防水シューズ、ライディングシューズ、レインウェアなどの新商品を市場投入する予定であり、消費者の買い換え需要を喚起していく。
3. 中期経営方針
2022年4月に創立50周年を迎えたことを踏まえ、2023年3月に3ヶ年の中期経営方針を策定し、毎年調整を行うローリング方式で推進している。市場の変化に柔軟に対応できる「ファブレス型」メーカーの特徴を最大限に活用し、既存の二輪事業で勝ち残り、新事業へのチャレンジを継続して多角化を図ることで、100年企業を目指している。数値目標として、2026年12月期に連結売上高17,000百万円、営業利益2,050百万円を掲げている。経営方針としては、同社が属する二輪車市場の成熟や衰退といった将来の経営リスクを考慮し、新規事業へのチャレンジ・事業化として新領域での事業展開やM&Aを推進することで、将来的に売上構成比の25%程度を二輪車アフターパーツ以外で構成できるよう投資する(中期経営方針では12%程度)。具体的な重点施策としては、7項目を定めて推進している。内容は、「ユーザー支持率No.1ブランドの確立」「適切な価格設定と管理コスト削減」「海外市場展開」「サービス拠点の強化」「二輪車アフターパーツ以外の領域拡大」「M&Aによる事業の多角化」「サステナビリティ」である。
4. SDGsへの取り組み
同社はSDGs(持続可能な開発目標)に対しても積極的に取り組んでおり、化石燃料に代わる、または化石燃料使用量の軽減により環境へ貢献できる代替エネルギーの研究と、それを実用化するための商品開発などを行っている。一例を挙げると、2021年12月期に再生可能エネルギー事業の一環として自社太陽光発電設備で発電した電力を活用し、同社及びグループ企業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄う取り組みを実行した。そのほか、2032年にFIT(再生可能エネルギーの普及を目的とした固定価格買取制度)が終了する同社本社の太陽光発電設備を継続運用することにより、「本社電力オフグリッド」を目指す。また、2021年11月には気候変動テックで脱炭素社会に貢献するアスエネ(株)と連携し、2022年6月に同社グループの全使用電力の脱炭素化を実現した。
■Key Points
・二輪事業を主力に、アウトドア、電動乗物事業や新エネルギー開発などの新規領域に事業拡大
・2024年12月期第2四半期は、国内事業の不調をアジア拠点卸売事業が補う
・2024年12月期は国内の市況の回復などにより増収増益の予想
・2026年12月期に連結売上高17,000百万円、営業利益2,050百万円を目指す中期経営方針を推進中
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<HN>
「ニューハーフ界の峰不二子」矢神サラがエイベックス所属 「幼いころから大好きだった会社」
令和ロマンの今後は?片方が吉本離脱、コンビ活動可能も契約複雑…劇場出演など「厳しくなる」
ジェジュンがプロデュースの日、韓、タイ7人組「SAY MY NAME」日本初ファンミ開催
【日本ハム】達孝太が4日西武戦でエスコンデビュー 苦しむ本拠地で長身イケメンが新風吹かせる
【西武】ローテ再編は「まだしない」選択に 今井達也、隅田知一郎のリーグ上位腕は今週も週末に
キンプリ高橋海人&中村倫也がバディに、7月期TBSドラマ「DOPE」で麻取役
【巨人】9連戦にエース復帰、戸郷翔征が1軍合流へ 2軍2試合で防御率0・75復調気配
【DeNA】三浦監督「何かを変えていかないと」スタートにつまずいたチームの打開策を語った
永野芽郁、55秒謝罪後の1曲目の英語歌詞めぐりX考察白熱「度胸ある」「狙ってる」「攻めてる」
【blt graph.】SKE48菅原茉椰が「セブンネットショッピング限定表紙版」に登場!
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
77歳「ウルトラセブンのアンヌ隊員」76歳「仮面ライダーアマゾン」と結婚へ「地球も平和だ」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
永野芽郁と田中圭の所属事務所が不倫報道を否定「友人関係です」
元フジアナ渡邊渚さんが黒ランジェリー姿披露 6月に初写真集発売「自分をまた愛せるように」
永野芽郁に「二股不倫」報道 TBSドラマ「キャスター」出演は「変更ありません」回答
ベッセント財務長官とマスク氏が怒鳴り合いの口論 米省庁人事巡り
明石家さんま「オレはもうショックどころか…」ヤングタウン担当プロデューサーの逮捕に言及
元イコラブ齊藤なぎさ「お顔が天才」「かわいい姫すぎ」あざとキュート顔にファンもん絶
中森明菜、事実無根のSNS投稿に注意喚起「これらの情報が事実ではないことを明確にお伝え」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
俳優の板垣瑞生さん、不慮の事故により逝去 家族がインスタで発表 今年1月末から行方不明に
孤独のグルメで旨そうだった「トマトの酢漬け」のおいしい作り方! フレッシュな旨味がキューッとくるっ
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
42歳ブレイキングダウン選手、東京駅でケンカ売られ取った行動に「尊敬する」「真似しよ」X拍手
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
広末涼子容疑者 事件当時、受け答え難しい状況 看護師への傷害容疑

デイトナ Research Memo(1):アジア拠点卸売事業が好調、国内事業は円安で苦戦するも徐々に成長
デイトナ Research Memo(7):主力の国内拠点卸売事業とアジア拠点卸売事業が業績のけん引役
デイトナ Research Memo(5):2024年12月期は増収、営業増益。アジア拠点卸売事業では大幅な増収増益
デイトナ---3Qは増収、アジア拠点卸売事業が2ケタ増収増益に
デイトナ Research Memo(8):2027年12月期の目標として営業利益2,064百万円を掲げる
デイトナ Research Memo(6):インドネシア、Eコマースが好調に推移。フィリピン現地法人も稼働
デイトナ Research Memo(4):独自の企画力と開発力で、世界で最も支持されるブランドを目指す
デイトナ Research Memo(3):世界のバイクライダーのニーズに対応する商品・サービスを提供(2)
デイトナ Research Memo(2):世界のバイクライダーのニーズに対応する商品・サービスを提供(1)
デイトナ Research Memo(4):独自の企画力、開発力を発揮し、世界で最も支持されるブランドを目指す