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日経VI:低下、株価底堅く午後は警戒感が緩和


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、12月4日に21.27まで低下しました。これは前日比で6.87%の下落を意味します。米株式市場が様々な動きを見せて特定の手掛かりがなく、日経225先物も方向性が定まらない動きとなる中でのことです。特に日銀が12月の金融政策会合で追加利上げに踏み切る可能性が意識されていますが、午後には株価が底堅く推移し、ボラティリティーの高まりへの警戒感が和らぎました。その結果、日経VIは、午前中の高い水準から引けにかけて下落幅を拡大しました。日経VIは、日経平均株価の今後1か月の期待変動を示し、通常株価と逆相関の関係にあります。急上昇後は20~30のレンジに回帰する傾向があります。

*16:35JST 日経VI:低下、株価底堅く午後は警戒感が緩和 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は4日、前日比-1.57(低下率6.87%)の21.27と低下した。なお、高値は23.20、安値は21.27。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちで手掛かり材料となりにくく、今日は日経225先物は方向感の定まらない動きとなった。こうした中、日銀が12月18-19日に開く金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの見方が引き続き意識され、日経VIは午前は概ね昨日の水準を上回って推移したが、午後は株価が底堅く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや緩和。日経VIは昨日の水準を小幅に下回る時間が長く、取引終了時に低下幅を拡大した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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