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日経平均VIは小幅に低下、市場心理は一方向に傾かず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前日比0.14ポイント低下して22.70となり、市場心理は一方向に大きく傾いていない。米株式市場の主要指数が不安定だったため、東京市場も開場から売買が交錯し、動きが定まらない。一方で、日銀の追加利上げの予測が引き続き意識されている。株価は安定しており、日経VIは前日の水準近辺を維持。日経VIは日経平均株価の将来の変動を示し、急落時に上昇するが、通常は特定の範囲に戻る特徴がある。

*14:08JST 日経平均VIは小幅に低下、市場心理は一方向に傾かず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.14(低下率0.61%)の22.70と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は23.20、安値は21.37。

昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちで手掛かり材料となりにくく、今日の東京市場は取引開始時点では売り買いが交錯。日経225先物は小幅安で始まり、取引開始後も方向感の定まらない動きとなっている。こうした中、日銀が12月18-19日に開く金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの見方が引き続き意識される一方、株価が底堅いこともあり、今日は市場心理は一方向に大きく傾かず、日経VIは概ね昨日の水準近辺で推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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