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日経平均VIは大幅に上昇、株価大幅高だが警戒感緩まず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が22.90に上昇し、市場の警戒感が続いています。今日の日経225先物は上昇し、東京市場では買いが優勢でしたが、日銀の金融政策決定会合での利上げ観測や円高・ドル安の進行により、市場心理は悪化しやすい状況です。そのため、株価の大幅高にもかかわらず、日経VIは上昇傾向を示しています。このインデックスは、通常日経平均株価の変動と逆相関する特性があり、急落時に急上昇し、その後は特定の範囲に戻る傾向があります。今回のVIの上昇は、市場が不安定な状況にあることを反映しています。

*14:07JST 日経平均VIは大幅に上昇、株価大幅高だが警戒感緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+4.18(上昇率22.33%)の22.90と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は23.45、安値は21.23。

今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では、日銀が12月18-19日に開く金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの見方が強まっていることに加え、円高・ドル安進行に対する警戒感が意識され、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、今日は取引開始後に株価が大幅高となっているが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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