ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --アーサー・ディ・リトル(ADL)は、「2025年CEOインサイト調査」を発表しました。この調査は、毎年ADLによりグローバル企業の最高経営責任者(CEO)を対象として実施されているもので、世界中のCEOへのアンケート調査とADLの行動勧告を独自に組み合わせたものです。




それによると、グローバル大企業のCEOは、地政学的な激変と現在の市場の変化の混乱にもかかわらず、こうした世界的な変化や、特にAIに代表される新技術の導入によってもたらされる変化に適応するため、既に多額の投資を行っています。同時に、期待に沿って生産性を向上させ、極端なシナリオをより綿密に考慮したうえで戦略立案を行う必要性が高まっています。
AIは日常生活でますます活用されるようになり、既に生産性向上に目に見える形で貢献しています。しかし、CEOは、さらなる対策の必要性を認識しています。現在、包括的なAI活用戦略を定義しているのはわずか29%です。これは、大多数の企業が、成長への最大のテコとなる新たなビジネスモデルの開発と生産性向上という分野において、AIを具体的に活用できていないことを意味します。現状では、年間8%という生産性向上を期待する企業はほとんどなく、実際にはわずか4%程度の向上にとどまっています。
アーサー・ディ・リトルのマネージング・パートナー兼グロース&トランスフォーメーション部門グローバルリーダーであるフランチェスコ・マルセラは、次のようにコメントしています:
「ADLのCEOインサイト調査の第3版では、CEOが予期せぬ事態への備えができており、変化を脅威ではなく機会と捉える姿勢を示していることが明らかになりました。CEOは、地政学的、技術的な不確実性に対処するだけでなく、繁栄し成長を遂げるための態勢が整っていると感じています」
アーサー・ディ・リトル会長兼CEOのイグナシオ・ガルシア・アルベスは、次のようにコメントしています:
「過去3年間の調査では、グローバル大企業のCEOの経営手法が大きく変化したことが明らかになりました。彼らは長期的な目標を持ち続ける一方で、不安定な世界に積極的に適応し、将来どのような状況になろうとも乗り越えられるという自信を持っています」
ADLの2025年CEOインサイト調査は、売上高10億ドル(約1470億円)以上の企業を率いる世界の309人のCEOを対象に実施されました。回答者の77%の企業は、売上高が10億ドル~100億ドル(約1.47兆円)に分布しています。本調査では、回答者を主要産業と地域別に分け、グローバル企業の経営者の考えを明らかにしています。
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