
JR東海リテイリング・プラスは、品川駅に鉄道グッズ専門店「BLUE BULLET」を4月16日にオープンする。店内では往年の列車で実際に使用していたヘッドマークなどを展示するほか、東海道新幹線に乗務しているパーサーが接客を担当する。
東海道新幹線グリーン車のおしぼり、N700Sグリーン車座席モケット柄のネックピロー、300系のピクトグラムのワンポイント刺繍が入った今治タオルハンカチなど、同社ECサイトで人気のグッズを中心に約100種類を展開。鉄道ファン向けの商品だけでなく、子ども向け商品や女性向けのキャラクターコラボ商品も取り揃えた。一部の商品はECサイト以外では初めての販売となるほか、今後はBLUE BULLET限定の商品も開発予定だという。

店舗で目を引くのは、1999年9月18日の0系ラストランの装飾が施された連結器カバー。コンコースに面して展示されており、自由に写真撮影もできる。そのほか店内には、名古屋地区を走った旧型国電のサボ、キハ82系の特急「南紀」ヘッドマーク、119系「するがシャトル」に取り付けられていたJR発足1周年記念ヘッドマーク、ユーロライナーを使用した急行「シュプールユーロ赤倉・志賀」ヘッドマークが展示されている。

鉄道グッズを専門的に取り扱う常設店舗の展開は、JR東海リテイリング・プラスとしては初めて。同社の担当者によると、これまでは主にECサイトやキヨスクの一角などで取り扱っていたが、近年になって販売数が急速に伸びていることから常設店舗の出店を決めたという。2023年まで書店が入っていた空き店舗を活用し、2024年の秋頃から準備を進めた。また、東海道新幹線ではワゴンを使った車内販売が2023年に終了。利用客とパーサーが接する機会が少なくなったことから、パーサーが接客を担当することで顧客接点を増やす狙いもある。
場所は新幹線北口改札内コンコース。利用には品川駅(新幹線)の入場券または乗車券類が必要となる。営業時間は午前9時50分から午後3時35分まで。火曜定休。






