毎日、暑い日が続きますね。どこか遠くへ旅行に行きたいなと思っても、なかなか行けずに気分が晴れないことも。そんなときは、クーラーを効かせたお部屋でトロピカルな香りがするビールを飲み、南国気分を味わってみるのはいかがでしょうか?
今回は、南伊豆町で育ったイエローグアバを使った反射炉ビヤの『南伊豆トロピカルエール』をご紹介いたします!
株式会社 蔵屋鳴沢が運営する、静岡県伊豆韮山に醸造所をかまえるブルワリーです。
韮山反射炉の目の前で製茶業を運営してきた蔵屋鳴沢は、明治時代、良質な湧き水を利用して日本酒を製造する酒蔵として、さらに韮山反射炉を訪れる観光客をもてなすために茶店も開店しました。1994年の酒税法改正後に、「美味しいビールを提供すれば、韮山反射炉を訪れるさらに多くの方々に喜んでいただけるのではないか」と考えて反射炉ビヤを創設。
クラフトビールを通じて伊豆韮山の深い歴史を伝えるために、地元にゆかりのある人々をイメージし、ビールの名前がつけられています。定番ラインナップは、イングリッシュペールエールの『太郎左衛門』、ブラウンポーターの『頼朝』、アメリカンペールエールの『早雲』の3種類。準定番として、日本酒酵母ビールの『大吟醸 政子』、カリフォルニアコモンビールの『農兵スチーム』と2種類です。
ほどよい酸味と甘さが特徴の黄色いグアバ
反射炉ビヤ醸造長の山田さんとグアバ生産者の高橋さん
反射炉ビヤの醸造長・山田さんは、取引先である飲食店を通じ、ストロベリーグアバ農園の高橋さんと出会いました。高橋さんは生まれ育った南伊豆でグアバを栽培したいとの熱い思いで、15年以上前からグアバの栽培に努めています。
山田さんは反射炉ビヤと同じ伊豆という土地で、珍しいグアバ栽培を行っていることに感銘を受け、ビールという形でグアバの魅力を発信できればと考えたそう。
ちなみに、グアバは熱帯アメリカ大陸生まれの果実で500もの種類があるとのこと。イエローグアバは、赤いストロベリーグアバの変種で、ほどよい酸味と甘さがあり南国フルーツの風味が楽しめます。
2019年末には、香りが強いストロベリーグアバを使った『シェイクIPA』を造り大好評のビールに!そこで、今回はきれいな酸味が特徴のイエローグアバで夏向きのビールを造りました。
まるでフルーツミックスジュース!グラスに注いで飲んでみた
「南伊豆トロピカルエール」は、イエローグアバを使用したペールエールです。冷凍した果実を細かく砕いて使用し、爽やかな酸味を伴う果実の風味を溶け込ませました。イエローグアバの酸味と果実味を引き立て、オーストラリア、ニュージーランド産ホップのトロピカルな香りを折り重ねることで、繊細なバランスに仕上げたとのこと。
きれいな濃いオレンジ色で、白い泡で涼やかに見えます。グラスに注いでみると、パイナップルのような甘くてトロピカルな香りが豊かに香ります。そのほかに、グアバ、桃のような香りもあり、まるでフルーツミックスジュースのよう。飲んでみると、しっかりとした麦の風味にグアバ由来の酸味、フルーティーな風味が口の中に広がります。レモンティーを飲んでいるような気分にも。香りから想像されるほどの甘みはなく、皮をかじったような苦みがあります。冷やしたグラスに注いで、楽しんでほしい一杯。
一緒に食べたいおつまみは?
イエローラビゴットソースの皮パリチキンソテー
まだまだ暑い今日この頃…、あんまり食欲出ないかも。と、思いきや!この『ラビゴットソース』が一緒なら、がっつりお肉もさっぱりと食べられます。“ラビゴット”とはフランス語で“元気を回復させる”という意味があり、一般的には赤や緑の野菜を使ったカラフルなものが多い印象ですが今回はシンプルにイエロー仕上げで。皮をパリパリに焼いた『チキンソテー』に添えたら大人な一皿の出来上がり!ビール飲んで元気出して明日もがんばろ!(レシピはこちら)
南伊豆で愛情たっぷりに育ったイエローグアバを楽しんで
イエローグアバを使った反射炉ビヤの「南伊豆トロピカルエール」。その名の通り、トロピカルな香りが豊かで、フルーティーな味わいが特徴のビールです。酸味や苦みがあるので、ソテーしたお肉などの料理との相性が抜群です。
ぜひ、しっかり冷やしたグラスに注いで飲んでみてください。おうちにいながらも、南国気分を味わえそう!暑い夏を乗り切るお供にいかがでしょうか。
『南伊豆トロピカルエール』
- 〇発売日:2020年8月10日(月)
- 〇ビアスタイル:ペールエール
- 〇アルコール度数:5%
- 〇IBU:12
- 〇原材料:麦芽(イギリス産)、ホップ、酵母、グアバ(南伊豆産)
- 〇URL:https://hansharo-beer.stores.jp/items/5f2ca7607df28126b9c01be7
- 〇醸造所:株式会社 蔵屋鳴沢 反射炉ビヤ