中古車販売大手ビッグモーターが、国交省が事故車両の修理代を水増ししていたとされる問題。
斉藤国土交通は、同社からのヒアリングを近日中に国交省内で実施する意向を示した。
トレンドニュースキャスター取材班も、5年前に「怪しい中古車買い取り」を実体験していた。
複数社に見積もり依頼
トレンドニュースキャスター取材班は、約5年前に1台の中古車の下取りを検討。
複数社に、Web上で見積もり依頼をした。
すると、案の定、すべての社から電話がかかってきた。
ビッグモーター以外は、各社横並びの見積もり提示。
他社より高い見積もり
しかし、ビッグモーターの店舗担当者からかかってきた電話は、他社より30万円高かった。
電話で買い取り依頼をすると、店舗担当者が「中古車を置いてある場所に見に行く」との連絡。
実際に実車を見た後に、契約手続きに入った。
最初の見積もり通りの金額で、正式に買い取り契約。
しかし…
意外な連絡
数時間後に、担当者からの連絡が入った。
「店舗に戻って確認したところ、駐車場では見られなかった車両の底部に、複数の傷がある。よって買い取り価格が大幅ダウンになります」とのこと。
取材班は「それは、納得できない。であれば車両をそのまま戻してください」と依頼をした。
すると、「わかりました。提示通りの金額で買い取りさせていただきます」との回答。
実際に、最初の見積もり額の金額の振込を確認できた。
今考えると、このような「手口」で買い取りが行われていたのではないかと疑わざるを得ない。