
鈴木亮平(42)が、22日までにインスタグラムを更新。23年の主演映画「エゴイスト」が「10月8日から、フランスでの公開が決まりました」と報告した。
鈴木は、フランス語でも作品を紹介。「愛と自己中心性の境界線を問う物語で、男性カップルとその母親たちの物語を通じて描かれています」とつづり「映画館で観る機会があることを願っています」と呼びかけた。
「エゴイスト」は、20年に亡くなった高山真さんの自伝的小説の映画化作品。鈴木は出版社でファッション誌の編集者の斉藤浩輔、浩輔が指導を受ける中、ひかれ合っていくパーソナルトレーナーの中村龍太を宮沢氷魚(31)が演じた。阿川佐和子(71)が演じた龍太の母妙子を交えた3人の関係性が、終盤の最大の見どろで感動を誘い、また考察する1つの契機を観客に与えた。鈴木とを宮沢は、LGBTQ+インクルーシブディレクター、インティマシー・コレオグラファーといった、ゲイ当事者から撮影現場でアドバイスを受けて役作りを行った。22年の東京国際映画祭でコンペティション部門に選出され、鈴木は翌23年の日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞、宮沢は石原裕次郎新人賞を受賞した。
鈴木は投稿の最後に、日本語で「世界中たくさんの方に、この映画の思いが届きますように」と願った。
◆「エゴイスト」 14歳で母を失い、田舎町でありのままの自分を隠して鬱屈(うっくつ)とした思春期を過ごした斉藤浩輔(鈴木亮平)は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。ある日、シングルマザーである母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの中村龍太(宮沢氷魚)と出会う。引かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への思いを抱えた浩輔にとって、母妙子(阿川佐和子)に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。