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吉田羊が広瀬すず主演カンヌ映画祭出品作に出演 初めて全編ほぼ英語で演技「得難い体験でした」


広瀬すず主演の日・英・ポーランド合作映画『遠い山なみの光』がカンヌ国際映画祭に出品されることが決まりました。映画は原爆を経験した女性、悦子の過去と現在を描き、広瀬が若い時代、英語パートの役は吉田羊が演じます。吉田は全編英語での演技に挑戦し、現地での短期留学でブリティッシュアクセントを習得しました。作品は日本と英国で撮影され、映画祭へのノミネートに関して広瀬は海外の監督たちとこの喜びを共有できることを嬉しく思うとコメント。石川慶監督は吉田のアプローチを絶賛し、日本の誇る作品が世界中で上映されることに期待を示しました。松下洸平、三浦友和ら豪華キャストも参加しています。

(C)『遠い山なみの光』製作委員会

広瀬すず(26)主演の日・英・ポーランド合作映画「遠い山なみの光」(石川慶監督、9月5日公開)が、ある視点部門にノミネートされた。

日本映画の同部門への出品は、昨年の「ぼくのお日さま」(奥山大史監督)に続き2年連続。広瀬の出演作の出品は、15年にコンペティション部門に出品された是枝裕和監督(62)の「海街diary」以来10年ぶり2作目。広瀬は「素直に、とってもうれしく光栄に思います。監督たちとこの喜び、幸福感を共有できること、何よりうれしい」と喜んだ。

また、広瀬は原爆を経験した長崎在住時代の悦子を演じたが、戦後英国に渡って30年後の、80年代の悦子は吉田羊が演じることが10日、分かった。英国人の夫との間に生まれた娘ニキが、大学を中退し作家を目指そうと執筆のために自宅を訪れ、数日をともにする中で、最近よく見る長崎で暮らしていた頃に知り合った謎多き女性・佐知子と幼い娘の夢について語り始める役どころだ。

日本での撮影後、英国パートを撮影した同作で、吉田の撮影は主に英国で行われた。吉田は撮影直前に単身、渡英して短期留学し、現地でのホームステイで磨きをかけた流ちょうな英語を駆使し、劇中ではほぼ全編、英語での演技に初挑戦した。「私演じる悦子は、主に英国での撮影となりました。全編ブリティッシュアクセントの英語ぜりふは母国語でないもどかしさもありましたが、その不自由さと、言語に向き合った時間がそのまま知らず悦子の血肉になっていたと実感できたことは得難い経験でした」と撮影を振り返った。そして「撮影現場では、石川監督と一体となり、複雑に交差する強さと弱さの中に浮かび上がる悦子の本心を手繰り寄せるような日々。それは途方もないようで、優しい作業でした」と続けた。カンヌ映画祭への出品も決まり「また今回、カンヌ国際映画祭への正式出品が決まったという知らせを聞きとてもうれしく、この先、日本が誇る石川監督の作品が世界中の映画館でかけられる姿を想像しては今から高揚しています。素晴らしい日英両チームとご一緒させていただきましたこと、心より感謝申し上げます。皆さまにお届けできる日を心待ちにしております」とコメントした。

石川慶監督(47)は「ロンドン時代の悦子のキャスティングは、イギリスでの公開も見据えて海外チームとともに進め全会一致で吉田羊さんに決定しました」と、渡英後の悦子役は吉田一択だったと明かした。「イギリスなまりの、英語の習得のため誰よりも早く現地入りされて、完璧に“30年前に渡英した悦子”としてクランクイン。本読みでのイギリス人スタッフの驚きと敬意に満ちた表情が、その圧倒的な説得力を物語っていました」と吉田をたたえた。

また松下洸平(38)が、悦子の夫で傷痍(しょうい)軍人の二郎、三浦友和(73)が二郎の父でかつて悦子が勤務していた学校の校長・緒方を演じる。さらに日本パートで柴田理恵(66)渡辺大知(34)鈴木碧桜(9)も出演する。石川監督は「松下さんは真摯(しんし)に芝居に向き合い、次々と新たな表情を見せてくださいました。素晴らしい演技、ぜひご期待ください。三浦さんには僕の強い希望でオファーしました。役への姿勢、現場での佇まい、そして映画への深い洞察と愛情。そのすべてに学ぶことばかりでした」と語った。

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