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尾上菊之助、息子丑之助の成長に目を細める「常に『今、歌舞伎が好きだ』という気持ちを持って」


8代目尾上菊五郎を襲名する尾上菊之助と6代目尾上菊之助を襲名する尾上丑之助が、大阪での襲名披露公演「七月大歌舞伎」に向けた意気込みを語りました。菊之助は、伝統と革新の両立を目指し、古典の魅力を伝えたいと述べています。丑之助は名残惜しさを感じつつ、父のように幅広い役を演じたいと意気込みました。菊之助は、丑之助の成長を認めつつ、ゆっくりとしたペースで成長を見守りたいとの願いを抱いています。また、菊之助は大阪・関西万博開会式で「祭り」パフォーマンスを行うことについても期待を述べました。

襲名披露「七月歌舞伎」への意気込みを語った尾上菊之助(撮影・阪口孝志)

8代目尾上菊五郎を襲名する尾上菊之助(47)、6代目尾上菊之助を襲名する尾上丑之助(11)が10日、大阪市内で、襲名披露「七月大歌舞伎 関西・歌舞伎を愛する会 第三十三回」(7月5~24日、大阪松竹座)の取材会に出席した。

5~6月の東京・歌舞伎座に続いての襲名披露大阪公演となり、丑之助は大阪松竹座初お目見えとなる。

襲名披露狂言は、昼の部に、新菊之助による「羽根の禿(かむろ)」と新菊五郎の「梅雨小袖昔八丈 髪結新三(つゆこそでむかしはちじょう かみゆいしんざ)」、夜の部に「土蜘」と「口上」が行われる。

2人は「古式顔寄せ手打式」(4月29日、歌舞伎座)から正式に名前が変わることになるが、菊之助は「古典の魅力を伝えられる役者になりたい。今、途絶えている狂言や新作歌舞伎を作り上げたい。本当を守りつつ、伝統と革新の両輪を成す8代目菊五郎になっていきたい」。

丑之助は襲名して6年しかたっておらず、「父は18歳くらいで菊之助になったので、僕も高校生くらいだと思っていた。もうちょっと丑之助で舞台をしたかった」と名残惜しそうにしながらも、「父のように幅広く役を演じられたらいいと思います」と意気込んだ。

そんな息子に菊之助は「難易度の高い演目に振りの覚えから役の解釈に至るまで不安な部分もあったんですが、本人も取材などを通して、丑之助から菊之助になる心構えができ、役への向き合い方や姿勢も以前より格段に整ってきた。名前を継ぐという日本の伝統のいい側面。いやが応でも襲名する日は決まっておりますので、私もそうですが、スタートラインに立てるように心も体も成長している」と目を細め、「いろんなお役で先輩方の教えをいただいて経験を積んでいくと思いますので、常に『今、歌舞伎が好きだ』という気持ちを持って、すぐに結果というわけではなく、ゆったりとした気持ちで成長してほしい」と願った。

また、菊之助は12日の大阪・関西万博開会式でパフォーマンスプログラム「祭り」を中村隼人、中村莟玉とともに披露する。「演出を手がける小橋賢児さんで、20代の頃から交友がある。祭りと日本の文化を融合した、とてもすてきな開会式になっておりますので、テレビ中継されると思うので楽しみにしていただきたい」とアピールしていた。

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