
米俳優トム・クルーズ(62)が主演する大ヒットスパイ映画「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作「ファイナル・レコニング」が、5月13日に開幕するカンヌ国際映画祭でお披露目されることが分かった。21日の公開(日本公開同23日)を前に14日にカンヌでワールドプレミアされることが発表された。
「約30年にわたるスリル、スタント、そしてどんでん返しを経て、「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」が忘れられない映画体験をお届けすることをお約束します」と映画祭の主催者はコメントしている。
ワールドプレミアには、クルーズやクリストファー・マッカリー監督をはじめとする豪華キャスト陣が集結する予定だと伝えられている。
クルーズ演じるスパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハントの活躍を描くシリーズ8作目となる本作は、2023年に公開された「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPart1」の続編。2023年に起きたハリウッドの映画俳優組合のストライキの影響で撮影が中断されたことから公開が延期されていたが、ついにベールを脱ぐこととなった。クルーズは今作でも、飛行機に逆さまにぶら下がる驚愕のスタントなどに挑戦していることが公開された映像から明らかになっている。
クルーズは1992年に「遙かなる大地」でカンヌ映画祭に初参加。2022年には「トップガン マーヴェリック」で再びカンヌに君臨し、名誉パルムドールを受賞した。映画祭参加者向けの特別マスタークラスも開催して注目を集めたクルーズにとって、今回が3度目のカンヌとなる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)