
俳優谷原章介(52)が10日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)にMCとして生出演。政府・与党が全国民に4万円か10万円を給付するとの案について、「もともと僕たちが納めた税金、上から目線で給付しますよって言われても」とツッコミを入れた。
石破政権の現金給付案をめぐっては、政府与党が物価高やトランプショックの影響を踏まえた経済対策として、国民に1人あたり、3~5万円または5万円、10万円を給付することを検討していると報道各社が報じている。この給付案については、トランプ関税の対策になっていないとか、選挙目当てとの批判が相次いでいる。
谷原はこの話題に入るとすぐに「トランプ関税、90日間停止したわけじゃないですか。じゃあ、給付も停止するのかな」と、疑問を呈してみせた。さらに「給付されるのはうれしいけど、もともと僕たちが納めた税金、上から目線で給付しますよって言われても、だったらそもそも取らないでくれよと気持ちにもなるんだけどね」と、問題提起した。
これに対し、かつて自民党の衆院議員だった杉村太蔵氏は「参院選のいい争点になると思いますよ。物価高、何が問題かというと物価に賃金が追いついていってない。賃金がうわまってくる、それまでの期間の物価高対策ということであるならば、給付というのは一つの手かもしれませんよね」と、政府与党の言いそうなストーリーを代弁。「ただ、一方で、取り過ぎじゃねえかそもそもと、毎年こんなことやってるじゃねえか、やっぱり恒久的に減税してくれというんだったら、改革しなきゃいけない」とも指摘。「各政党、物価高対策は必要だというところは共通してるので、その手法について論点整理すると面白い議論になるんじゃないかと思う」と、語った。