
米アカデミー賞主演男優賞受賞のラミ・マレック(43)が9日、7年ぶり2度目の来日を果たした。都内で、主演する映画「アマチュア」(ジェームズ・ホーズ監督、11日公開)のジャパンプレミアに、ジェームズ監督、レイチェル・ブロズナハン(34)とともに出席した。ジェームズ監督、レイチェルは初来日。
同作は、戦闘や暗殺については素人のCIA職員の男が、殺された妻の復讐(ふくしゅう)に乗り出すアクションサスペンス。ラミは内気な性格で愛妻家のチャーリー・ヘラー、レイチェルは妻のサラを演じる。
映画館の前には約10メートルのレッドカーペットが用意され、約100人のファンが集結。ラミはグレーのスーツにサングラス姿、レイチェルは黒のセクシードレス姿で、約20分遅れで登場。ファンへのサインや撮影に応じた。
舞台あいさつで「日本は来たことあるんだよ」と小声で話すと、「大好きな2人と、このユニークな瞬間のためにまた来られてうれしい」と話した。
ラミは演じるチャーリーを「共感できるキャラ」とした。「人間らしく誰もがつながれる人物にしたかった」といい。「チャーリーに個人的なつながりを感じてくれればうれしい」と続けた。また、「こういう作品には出てこないキャラクターなので、深遠な人間性もぜひ感じてください」とアピールした。
7年前、「ボヘミアン・ラプソディー」の上映をこっそり映画館で見たことを明かし、「みんなが歌って1つになっているのを体験した」という。本作についても「こうして分かち合えることをうれしく思っています」と語った。
レイチェルは「この作品を皆さんとシェアできることを幸せに思っています」とした。妻役を演じる上で「2人の関係で、一番いいものを見せるのが大事だと意識した」とし、「それをしっかり見せることができた」と胸を張った。
最後にラミは「日本のみなさん、愛してる!」と日本語で会場に呼びかけ、全員の「映画アマチュア、見てね~!」で銀テープ砲を放った。