
女優の東ちづる(64)が7日、X(旧ツイッター)を更新。セクシュアルハラスメントをめぐる自身の見解を示した。
「4年間の会社員時代も、芸能界で若かった時代も、『嫌だったら行かないという選択肢』はないことがあった。早く帰りたいと思いつつその場を取り繕ろい、それが社会を生き抜く術だと我慢してきた」と書き出した。
その上で「が、今はセクハラ認定に。なのに、こういうことを分かろうとしない大人達が今も存在することに唖然とする」とつづった。
東の投稿に対し「時代錯誤であることを分かっていなければならないし、それを改めることが必要なのに。何も学ばないでただ歳だけ取る有害な人たちでしょう」「年を重ねてる人は余計にわからないですよね。自分が今やっていることがパワハラ、セクハラだと言うことがまた分かろうとしないですよ」「それだけ時代遅れのクズが多いってこと。そういう奴に限って虚勢張ってるんだよな」などと書き込まれていた。
中居正広氏の女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」では、中居氏からの誘いを被害女性Aが拒否できなかった経緯について、議論されてきた。調査報告書内で、女性Aは「仕事上付き合いのある芸能界の大御所からそういわれたら、今夜暇だと言ってしまった私は行かざるを得ない。B氏や他のディレクーはいつも中居氏にペコペコしている姿を見ていたから、逆らえないと思っていた。ここで断ったりしたら仕事に影響が出るのではないか、断ったらそのことがBさんに伝わって番組によばれなくなるのではないか、そんな思いがあって、行きたくはないけど行った、という気持ち」などと語っている。
東は3月31日の第三者委員会の調査報告書が発表された翌日、Xを通じて「第三者委員会の報告は踏み込んだ内容だった」と書き出し、「短期間でこれだけの調査ができたのは、現場の社員たちの協力が大きかったのではないだろうか。改善と茨の道を歩む覚悟を感じる」とつづった。
続けて「権力者のセクハラや性暴力を男女のプライベート問題とするのは問題の矮小化」とくぎをさし、「これを機に権力者の性暴力撲滅へ向かってほしい」と願った。
また別の投稿では「ハラスメントの認識が昭和感覚の人がいたら教えてさしあげて。『昔はOKだったのに』など自信あり気の人には、昔は不利益を被るのではないかと不安で耐えていただけ、その時代の社会通念によってハラスメントの認定基準はアップデートしています、今の時代を生きる全ての人が快適に過ごせるように、と」と呼びかけた。