
中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した一連のフジテレビ報道を受け、先月31日に公表された第三者委員会の調査報告書で同局解説委員の反町理氏(60)のハラスメントが認定された。BSフジは1日、反町氏がキャスターを務める同局系「プライムニュース」(月~金曜午後8時)の出演を当面見合わせると発表。「プライムニュース」は2日の放送冒頭、同じくキャスターを務める竹俣紅アナウンサー(26)と長野美郷アナウンサー(38)が、反町氏の出演見合わせについて説明した。
この日は「フジテレビ第三者委による報告書を検証 日本の企業統治のあり方を考える」をテーマに放送。番組冒頭では反町氏の出演見合わせをあらためて伝え、「第三者委員会の報告書でで指摘された類似事案について、あらためて事実確認をしたうえで厳正に対処するとしており、BSフジはそれを踏まえて判断する考えです」と説明した。
さらに、メインテーマに入ってからも序盤で、3月28日まで「プライムニュース」に出演していた反町氏のハラスメント事案に関して、識者2人を交えて議論された。慶大商学部の杉本俊介教授は「反町氏のこの問題を番組で取り上げる姿勢は、報道としての誠実さがあると思います」と評価。一方で「この番組で取り上げて視聴者の方々に見てもらい、そこで収益が発生することに、番組に対する課題を感じる」と、商業利用している面についての矛盾も突いた。竹俣、長野の両アナウンサーは聞き役に徹していた。
第三者委の報告書によると、反町氏は06~08年にかけて、女性2人に対するハラスメント行為があった。18年には週刊文春でもこの件が報じられたが、社内で適切な対応は取られなかったという。
反町氏は「文春砲」後も「プライムニュース」でキャスターを務めるなど、同局報道番組の「顔」となり、20年6月にはフジテレビ執行役員に就任。21年7月に取締役に昇格。今年3月27日に取締役を退任した。