
タレントのガダルカナル・タカ(68)は4日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連のフジテレビの問題をめぐり、当時のフジ幹部でこの日、辞任を表明した関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長(66)についてコメントした。
大多氏は、中居氏と、元フジテレビアナウンサーAさんのトラブルが起きた当時、2023年6月時点のフジテレビ専務だった。トラブルについて「『業務の延長線上』における性暴力であったと認められる」と認定した3月31日の第三者委員会調査報告書で、中居氏の出演番組継続に関して、港浩一社長(当時)や大多氏ら「編成ライン」のみで意思決定がされた点を問題視。両氏が「極めて『思慮の浅い』経営判断の誤りを犯した」と指摘。大多氏は報告書を受け、被害に遭った女性、視聴者やの取引先に対する謝罪のコメントを発表していた。
番組では、中居氏の番組を継続判断をめぐり、MCのフリーアナウンサー宮根誠司や出演者らが討論。中居氏の出演継続の判断時、中居氏にヒアリングを行わず、女性への意思確認の検討も行われなかったことについて、宮根は「外形的に見て、中居さんに忖度(そんたく)したと思われても仕方ないかもしれない」と指摘した。
これに対し、タカは「今までのところで言うと、確かに人気ある番組は続けたい。そこに関わっているタレントさんたちは刺激せずに、できたら続けてもらいたいという意思が働いていたんじゃないかと言われても、しょうがないなというふうにとられますよね」と、述べた。
その上で「自分自身に置き換えた時、こんな偉い立場にはなりませんけど、いろいろな情報を聞いて、本来はこうするべきだったという話を聞いているから、すべてにおいて『ここは甘かったな、ここは違ったな』と言えるけれど、実際にあの立場になった時、必死に彼女を守ろうとして、だれにも伝えちゃいけないとかいろいろ考えたら、ちょっと間違った方向にいってしまうというのも、一概に責められないところもあるかなと感じてしまいます」とも述べた。
これに対し、宮根は「コンプライアンス室に相談すると恐らく、第三者には漏れないというのは、大前提で、企業としてはあると思うんですが」と、応じた。