元テレビ朝日アナウンサーで東京都議の川松真一朗氏(44)が8日、自身のSNSを更新。芸能事務所MR8に所属して活動していくことを正式発表した。
川松氏は「本日、44歳の誕生日を迎えました。昨夜の0時から次々とメッセージを頂いており感謝申し上げます」と切り出し「この1年間、さまざまな人と出会い、多くの方にご指導を賜りまして誠にありがとうございます。そして、この節目の本日から総合エンタメチーム・MR8の人間として、メディアプロデュースに携わっていくことをご報告致します」と明かした。
「特に、本年は政治のあり方が大きく変わった年であり、今年のトレンドを席巻した芸能人やアーティストがいない中で、幅広い世代に対して影響力を持った時の人は石丸伸二さん、玉木雄一郎さん、斉藤元彦さんだったりします」とし「そのなかで、既存の政治家、政治が国民から離れていく空気を感じ、自分の中ではモヤモヤが夏頃から続き、そして日に日に大きくなっておりました。テレビ局のワイドショーコメンテーターに翻弄(ほんろう)されてきた私の議員生活ですが、その経験から、何よりも自分自身が社会に対しての発信力を高めないと、どんなに良い政治活動をやっていても誰も評価されないんだという苦悩を抱える日々でした」と振り返った。
そうした中で今回の決断に至ったとし「そこで、価値観や活動の幅を広げようと、ありとあらゆる世界中の方々と交流を重ねて来ましたが『東京都議会議員』の矩を超えない立ち位置の限界も強く感じてきました。特に、その中で、20代30代で今後日本のみならず世界へも影響を与えるだろうという人材たちとの交流を重ねる中で、議員に対しての先入観が凝り固まっている中では、良いものも生まれないジレンマを感じ、メディア側の顔も必要だと確信しました」とつづった。
俳優曽田陵介や松本怜生、若者に人気のシンガー・ソングライター乃紫らが所属するMR8については「私の後輩が代表を務め、所属俳優、アーティスト、スタッフ誰もが心意気よく才能にあふれる集団であるMR8に参画する事で、よりバージョンアップした社会を提案していけるのではという強い思いにかられ今回の決断に至りました」といい「朝の報道から、勘違いされている方も多いようですが、私は都議会議員として、東京の未来を描く作業は議会の中でもトップ級でやってきています。今後も頂いている任期中、職務は全うして参ります。その意味で、これまでと私が変わる事は何もありません」とした。
今後については「私は『政治は無限の理想への挑戦』であり、常に国民の先に立ち新たな未来を描く使命を持っていると考えています。今の政治には、この精神が足りません」とし「私の持てる全ての力、人脈等をフル活用して希望あふれる日本を創り出すために、今回の決断はどうしても必要なものでした。どうぞ、これまでと変わる事無く、激動の時代に希望の光を、皆さんと共に見つけて参りましょう。どうぞ、よろしくお願い致します」と締めた。