
VRスタディツアーの画面。VRゴーグルを付けると360度全方向を見渡すことができ、自分が被災地に立っているような体験ができる
合同会社イーストタイムズが運営するニュースサイト「TOHOKU360」は青山学院大学ボランティアセンターRooteと協働し、東日本大震災から6年半以上が経った岩手県陸前高田市の被災地の現状を伝える360度VR動画を制作し、11月3日(金・祝)から5日(日)まで青山学院大青山キャンパスで開かれる「青山祭」に出展することを発表した。
青山祭で “被災地の今” をVR体験
制作された動画はVRで陸前高田市の被災地をめぐり、復興の進捗状況を知る現地スタディーツアーの模擬体験ができるものだという。
動画は11/3~5(日)まで青山学院大青山キャンパスで開かれる「青山祭」に出展され、期間中はVRゴーグルで視聴できるということだ。
東京の学生が、東北の被災地の現状知るきっかけに
動画は、「奇跡の一本松」や街の大規模な嵩上げのようすなど全6シーンで、すべてボランティアで制作されている。
陸前高田市でのボランティア活動のリーダーを務める青学大2年の柳田泰樹さんが動画内でのスタディーツアーのガイド役を努め、青学大のOGでもあるTOHOKU360編集長・安藤歩美が動画の制作を担当している。
「東京にいる学生が東北の被災地の現状を知るきっかけになれば」との思いで一致し、今回、青山祭でのVR動画の出展が決まったということだ。
青山祭後はTOHOKU360のサイト上でも全ての動画が閲覧できるようになるということだ。
第一弾の動画と記事はこちら→ http://tohoku360.com/news/rikuzentakata/
TOHOKU360( tohoku360.com )とは
2016年2月「日本初の360度VR動画に特化したニュースサイト」として、宮城県仙台市で誕生した。
元新聞記者らが中心となり、東日本大震災の被災地をVRで報道するほか、東北各地の多様な話題をニュース配信している。
参照元:ニュースリリース
合同会社イーストタイムズについて
名称:合同会社イーストタイムズ(THE EAST TIMES,LLC)
設立:創業2015年6月1日(法人設立2016年3月1日)
役員:代表社員・CEO:中野宏一、編集長・CCO(最高内容責任者):安藤歩美
所在地:〒984-0012 宮城県仙台市若林区六丁の目中町1−45−305
サービス内容:
・VR×PRサービス
・メディア露出×PRサービス
・インターネット/SNS×PRサービス
ニュース制作・報道事業
・ニュースサイトTHE PAGE(https://thepage.jp)への記事提供
・自社ニュースサイトTOHOKU360(http://tohoku360.com/)の運営
青山学院大学ボランティアセンターについて
青山学院大学ボランティアセンターは青山学院のスクール・モットーである「地の塩、世の光」を体現する人物、サーバント・リーダーの育成に向けて、実践するボランティア活動を促進させる目的で2016年10月1日に設立された。
2011年3月の東日本大震災以降、青学生が主体的に活動展開してきたボランティア・ステーションを改組する形で学生へのボランティア活動情報・機会の提供や大学としての社会貢献活動の一端を担っている。
学生スタッフRoote(ルート)とは
青学生によるボランティア企画ユニット。
2011年の東日本大震災をきっかけに立ち上がったボランティア・ステーションを前身とし、ボランティアセンターの開設とともに、Rooteと名称を変更し、活動している。
名称の「Roote(ルート)」は、物事の原点、平方根であるroot(√ )と道筋を表すrouteの2つの言葉をかけ合わせた造語だという。
常に原点を忘れず、社会問題に対して自発的に行動する道しるべになる、という思いが込められているということだ。
青山学院大学ボランティアセンターURL: http://volunteer-aoyamagakuin.jp
過去の「実写VR」に関する記事
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地域や国家といった大規模な問題としては、震災や戦争など、解決しなければならない問題は多い。そんな中、VRを使ってこうした社会問題の共有を進めようとする動きがある。そうした、VRを使った社会問題共有について事例を紹介した記事。
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