
<オープン戦:ドジャース-レンジャーズ>◇6日(日本時間7日)◇アリゾナ州グレンデール
ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場し、第1打席で4戦連続安打となる二塁打を放つなど4打数2安打で出番を終えた。
1回の第1打席では右腕ブキャナンと対戦。カウント2-2から外角90・4マイル(約145キロ)のカットボールを左翼線へ運び、打球がフェンスに当たり転々とする間に二塁へ進塁した。打球速度は100・6マイル(約162キロ)だった。その後に三進し、2死三塁からT・ヘルナンデスの三失の間に先制のホームを踏んだ。
第2打席は1-0の3回無死で右腕ホイヤーと対戦。カウント1-2から内角96・6マイル(約154キロ)の直球に差し込まれ、定位置付近の左飛に終わった。
第3打席は4-0の4回2死一塁で右腕ボーシュリーと対戦。カウント1-1から内角90・8マイル(約146キロ)の内角高めカットボールに詰まり、二ゴロに倒れた。
第4打席は6-2の6回2死で左腕ペニントンと対戦。1ストライクから真ん中付近の91マイル(約147キロ)のツーシームをはじき返し、この日2安打目となる左前打を放った。代走フリーランドが送られ、交代となった。
オープン戦の打撃成績は12打数5安打で打率4割1分7厘、1本塁打、OPS(出塁率+長打率)1.167としている。
大谷は今キャンプのオープン戦出場は4試合目。2月28日(同3月1日)のエンゼルス戦では、菊池雄星投手(33)から先頭打者アーチを放つなど3打数1安打で、2日(同3日)のホワイトソックス戦では2打数1安打、4日(同5日)のレッズ戦は3打数1安打だった。
ドジャースへの移籍1年目となった昨季の大谷は、23年9月に受けた右肘手術の影響で打者に専念。54本塁打と59盗塁で史上初の「50-50」を達成した。自身初のポストシーズン(PS)では16試合で3本塁打を放ち、ワールドシリーズ(WS)を制した。11月にはWS第2戦で盗塁を試みた際に負傷した左肩を手術。今季中の投手復帰を目指し、2月15日(同16日)のキャンプで約5カ月ぶりのブルペンに入っている。