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日本初フルフラット座席バス「ソメイユプロフォン」と「スマイルライナー(4列シート)」、高知駅前観光の全2車両を比較!


高知駅前観光は、高知県を拠点に運行するバス会社で、長距離夜行バス「スマイルライナー」を運行しています。新たに登場したバス「ソメイユプロフォン」は、日本初のフルフラット型シートを備えた寝台バスです。これに加え、従来の4列シート車両も運行しています。 共通の車内アメニティにはスリッパやアイマスク、耳栓、おしぼり、そして歯ブラシが含まれています。また、どちらのバスも無料Wi-Fiを利用可能です。「ソメイユプロフォン」はベッド型に変形し、乗り心地を重視した仕様となっており、合計24席があります。 4列シート車両は38席を備え、足元にゆとりがある設計です。USBポートやトイレが装備されており、基本的な快適性が確保されています。利用者は車両の特性に応じて、移動目的に合わせた選択が可能です。



高知駅前観光の車両を紹介! ソメイユプロフォンと4列シート

「高知駅前観光」は、その名の通り高知県を拠点に運行するバス会社。高速バス便は、TDL・東京~徳島・高知を最長約13時間で結ぶ夜行便「スマイルライナー」が1日に片道1便ずつ運行しています。

車両は4列シート車両と、2025年1月に新登場したフルフラット型シートバス「ソメイユプロフォン」。ソメイユプロフォンは現在モニター運行中(※)、この2便の停車バス停や所要時間はまったく同じです。
(※ソメイユプロフォンは2025年3月~秋頃までモニター運行のみ、秋以降を目安に本格運行開始予定)

今回は、この2車両の車内設備を比較・解説! 共通するアメニティやブランケットから、それぞれのシートの特徴まで、しっかり調査してきましたよ。

高知駅前観光のバス外観
高知駅前観光のバス外観


共通の車内アメニティ

まずは共通の車内アメニティからご紹介。高知駅前観光のバス車両では、バス前方にアメニティセットが置かれ、セルフサービスで受け取ることができるのです。

アメニティは、スリッパ、アイマスク、耳栓、おしぼり、歯ブラシの5つ。アイマスクのみ要返却、それ以外は使い捨て仕様です。車内のくつろぎ度がアップするアイテムを受け取れるのは嬉しいですね!

車内前方に置かれているアメニティ
車内前方に置かれているアメニティ
アメニティはこちら。全部で5つ!
アメニティはこちら。全部で5つ!

また、ブランケット貸出も車両問わず受けられるサービス。1座席に1枚が置かれていますよ。大きさは85×120cm。「高知駅前観光」の名前がポップな刺繍で入っています。

ブランケット(写真の座席はソメイユプロフォン)
ブランケット(写真の座席はソメイユプロフォン)

また、どちらの車両も車内では無料Wi-Fiが利用可能です。


日本初! フルフラット型シート・ソメイユプロフォン

フルフラット型シート・ソメイユプロフォンは寝台バス。座席シートは座席型とベッド型に変形可能で、運行時はすべてベッド型となります。座席数は24席。車内では無料Wi-Fiが利用可能です。

なお先にもご紹介の通り、ソメイユプロフォンは2025年秋までモニター運行中。モニターの意見を反映して改良予定のため、本格運行時にはサービスや仕様が一部変更となっている場合があるのでご注意くださいね。

ソメイユプロフォン内観
ソメイユプロフォン内観

ソメイユプロフォンのフルフラット型シートは、2段ベッド式。実際に横になったイメージを、まずは女性モデルさんでご覧ください!

実際に横になったイメージ
実際に横になったイメージ
サービスのブランケットを掛けたイメージ
サービスのブランケットを掛けたイメージ

シートの頭上にはヘッドガード・足元にはフットガード・横にはサイドガードが付いています。走行中の車内で横になっても体を安定させてくれる役割を持ち、万一の怪我も予防。
さらに腹部はベルトで固定。ベッド上段へは足元のハシゴを使用します。

シート図解。安心して横になれるよう、工夫が凝らされている
シート図解。安心して横になれるよう、工夫が凝らされている

シート各部のサイズは、ベッドとして考えるとかなりタイト。しかし走行中の車内では不用意に体が動くと危険なため、安全性を考えるとしっかり体をホールドしてくれる感じがして安心です! ただし、寝ぼけて体をあちこちぶつけないように、注意は必要かもしれません。

実際のシートのサイズ
実際のシートのサイズ

2段ベッド形式で上部の空間が狭めなため、ベッドに出入りする時は身を屈める必要があります。横幅は、モデルさんに実際にベルトを着けた状態で動いてみてもらったところ、方向転換や寝返りも問題ないとのことでしたよ。

出入りする場合は身を屈めて
出入りする場合は身を屈めて
横幅のサイズ感イメージ
横幅のサイズ感イメージ

枕の位置は車内安全上、バスの後方向きで固定となっています。つまり、バスの進行方向へ足を向ける形になるのですね。枕は上下に少し可動域があり、微調整OK。

枕の位置は固定、微調整は可能
枕の位置は固定、微調整は可能

トイレは車両後方にあります。ただしソメイユプロフォンは安全のため、走行中の車内移動は禁止。トイレを利用する場合は、バスのSA/PA休憩時を待つ必要があります。

トイレはバス後方に(給湯設備はつかない場合があります)
トイレはバス後方に(給湯設備はつかない場合があります)

そのほか、ソメイユプロフォン乗車時のちょっと気になる事柄についてはこちら! (2025年2月執筆時のサービス予定)

Q.靴はどうする?
A.ソメイユプロフォンは乗車時に靴を脱ぐ方式です。アメニティの使い捨てスリッパがあるので、車内ではスリッパで過ごすことも可能です。

Q.荷物はどうする?
A.車内の荷物棚はスペースが少ないため、大きな荷物は乗車前にトランクに預けます。貴重品や小さな荷物は車内の荷物棚に置くことも可能です。

Q.個別電源(コンセント・USB)はない?
A.モニター運行期間はありませんが、今後設置を検討中とのことです。

Q.座席カーテンはない?
A.あります。その他、毛布・アイマスク・耳栓も車内に設置されています。

4列シート

4列シートも車両内観からご紹介。トイレ付き車両です。座席は全部で38席。座席間のカーテンはありません。(ただし前述の通り、アイマスク・耳栓が借りられます)

スマイルライナー内観
4列シート内観

座席のリクライニングは、体感でざっくり+25度ほど。ただしスマイルライナーでは、リクライニングを倒す時の遠慮が少なくてすむように、最初から少しだけリクライニングを倒した状態で運行するそうです。

座席リクライニングをMAXまで起こした状態
座席リクライニングをMAXまで起こした状態
座席リクライニングをMAXまで倒した状態
座席リクライニングをMAXまで倒した状態

足元のゆとりは、約70cmとゆったりめ。フットレストも付いています。車内アメニティでスリッパが受け取れるため、靴を脱いでくつろげるのが嬉しい!

足元にはフットレスト付き
足元にはフットレスト付き

USBポートは1座席に1つずつ。一部USBポート未設置の車両もありますが、その場合はモバイルバッテリーを借りられます。無料Wi-Fiサービスもあり、座席前のポケットに説明書が置いてあります。

1座席に1つUSB設備が付いています
1座席に1つUSB設備が付いています
車内Wi-Fiの使い方説明
車内Wi-Fiの使い方説明

座席前には、ポケット・荷物掛け・ドリンクスタンドが設置。座席上には空調設備と車内灯がありますよ。

前座席の背面部分
前座席の背面部分
座席上の空調と車内灯
座席上の空調と車内灯

車内トイレは、車両後方に設置されています。

車内トイレ
車内トイレ

座席上部には荷物棚。こちらには、貸し出し用のネックピローが置いてありますよ。ネックピローは乗客なら自由に借りられますが、数に限りがあるため、希望する場合は早めの確保が正解かもしれません。

座席上部の荷物棚
座席上部の荷物棚
貸し出し用ネックピロー。ありがたい!
貸し出し用ネックピロー。ありがたい!
※設備は都合によって変更されることがあります
※2025年2月時点で運行している車両です


スマイルライナーはシンプルな移動に便利

夜行高速バス・スマイルライナーは、寝台バス・ソメイユプロフォンも4列シートもどちらも車両はシンプルです。豊富なアメニティで自分好みにカスタムしながら、車内ではサクっと快適に眠ることを重視している感じがあります。

2つの車両は東京・TDL~徳島・高知の路線も共通のため、しっかり寝ながら移動したいならソメイユプロフォン、よりリーズナブルに移動したいならスマイルライナーと使い分けられるのも魅力ですね。

ではでは、スマイルライナーでバス旅を楽しんでくださいね。

※取材協力/高知駅前観光


(陽月よつか)

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