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トランプ氏、マスク氏の権限に制約 「人事権は省庁トップ」と確認


トランプ米大統領は6日に閣僚会議を開き、政府の歳出削減と人事管理の権限を閣僚に確認した。政府の改革を進めるイーロン・マスク氏率いる「政府効率化省(DOGE)」が主導しているが、その手法に対し政権内の不満があり、トランプ氏は制約を設けた。トランプ大統領は、優れた職員を維持しつつ、人員削減の重要性を強調。2週間ごとに会議を開く意向を示したが、削減が進まない場合にはマスク氏が実行すると述べた。マスク氏は議会との協力を模索しており、改革を立法化する必要性を強調しつつ関係を構築中である。

 トランプ米大統領は6日、臨時の閣僚会議を召集し、各省庁の歳出削減や人事の権限は閣僚らにあることを確認した。連邦政府の歳出・人員削減は実業家のイーロン・マスク氏が率いる「政府効率化省(DOGE)」が主導しているが、頭越しに発表される施策に政権内でも不満が出ていると報じられており、トランプ氏がマスク氏に一定の制約をかけた形だ。

 トランプ氏は自身のソーシャルメディアへの投稿で「DOGEはすばらしい成功を収めてきたが、閣僚の承認手続きが進んだ。(職員のうち)誰を残し、誰を切るかは、閣僚らが非常に的確に把握できる」と指摘。「人員削減は非常に重要だが、優秀で生産的な職員を維持することも重要だ」と述べ、2週間ごとに歳出・人員削減に関する会議を開くことを明らかにした。

 さらに「(閣僚)会議の全参加者の関係はすばらしい」と述べ、政権内の「不和」の打ち消しに努めた。ただ、記者団に対しては「閣僚らが人員を削減しなければ、マスク氏らが実行する」とも述べた。

 当のマスク氏は5日、与党・共和党の連邦議会議員らと面会した。米メディアによると、連邦政府の「改革」を永続的にするには議会での立法が必要だとの認識を示し、協力を要請した。マスク氏の急進的な施策には議会からも不満が上がっていたが、マスク氏は自身の連絡先を議員に伝えるなど関係構築を図った。【ワシントン秋山信一】

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