猫が噛みつくのはなぜ?

猫が人間に噛みつく原因は大きく分けて4つあります。
- 狩猟本能
- 遊び
- 恐怖心
- イライラ
猫は狩猟本能が強い動物です。狩猟動物は基本的に動くものを獲物として認識します。そのため獲物のような動きや素早い動きをするものに対して飛びつく、噛みつく、引っ掻くという習性があります。
また子猫のときに人間の手を使って遊んでいると、手を獲物として飛びつくようになります。
そのほか恐怖心から自分の身を守ろうとして攻撃する、イライラして八つ当たりで噛みつくといった場合もあります。
愛猫の噛み癖をマシにする3つ対処法

猫が噛みつくのは本能なので、しつけで噛み癖をやめさせるのは「無理」とも言われていますが、噛みつくことを許容してしまうのは問題です。猫が本気で噛みつけば大ケガをしてしまう可能性がありますし、最悪は命にかかわることも。
ではどうしたら良いのでしょうか?
猫の噛み癖を少しでもマシにするための対処法を紹介します。
1.噛まれたら無視をする
猫に噛まれたときは一切の反応をしてはいけません。ついつい「痛い!」と声を上げたり、手を引っ込めたりしそうになるかもしれませんが我慢です。少しでも反応をすると、猫は「噛むと遊んでもらえる」と学習します。
猫に噛みつかれたときは、無言で冷静にその場を離れて無視します。
最初のうちは効果がないかもしれませんが、くり返しているうちに「噛むと相手をしてもらえなくなる」と学習し、噛みつかなくなるでしょう。
2.おもちゃで遊んでストレス発散をする
猫は狩猟本能が強く、狩りができないとストレスになると言われています。しかし人間と暮らしている猫に狩りをさせるのは、多くの場合「無理」というものです。
そこでおこなうのが「遊び」です。猫にとって飼い主さんとの遊びは狩りそのもの。猫じゃらしを追いかけたり、飛びついたり、噛みついたりすることで狩りを体験させてあげましょう。
ポイントは手ではなく、おもちゃで遊ばせることです。またストレス発散のためには、追いかける、捕まえる、食べるという一連の流れを経験させてあげるのが効果的だとされています。遊びのあとはおやつやご飯を与えると良いでしょう。
3.興奮しているときはそっとしておく
猫が興奮しているときは噛まれる可能性が高くなります。たとえ飼い主さんであっても本気で噛まれるリスクがありますので、興奮している猫には近づかずに、離れた場所で落ち着くのを待ちましょう。
また興奮しているときに声をかけると、刺激になってさらに興奮してしまう場合があります。落ち着くまでは声をかけたり、大きな音を出したりしないように注意してください。
これだけでも噛まれるリスクを減らせるはずです。
猫の噛み癖でNGな対処法

猫の噛み癖の対処法では、大声を出す、体罰を与えるのはNGです。噛みつかれたら噛み返すという方法を推奨する人もいますが、これもやめましょう。
猫は叱られてもなぜ叱られているのか理解することができません。そもそも噛みつくのは本能なので、悪いことをしているとはこれっぽっちも思っていません。
そのため突然大声を出して脅かしたり、叩くなどの体罰を与えても猫は理解できませんし、不快を与える人と認識されるでしょう。また臆病な猫の場合は、飼い主さんを怖い人だと認識し、恐怖心から自分を守ろうとして攻撃される可能性もあり得ます。
さらにこれまでに築いてきた信頼関係を失ってしまうかもしれません。
まとめ

猫の噛み癖にお悩みの飼い主さんは多いと思いますが、むやみに叱ってもやめるどころか、逆効果になってしまうこともあります。
猫のしつけの基本は、やってはいけない行動を「させない」「できないようにする」です。それは噛み癖でも同じことが言えるでしょう。
たとえば無視をして、それ以上噛ませないようにする、おもちゃで遊んで狩猟本能を満たしストレスを発散させて噛ませないようにするなどです。
くれぐれも、NGな対処法を実践して、愛猫との関係を悪くすることのないよう注意してくださいね。
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