犬のハーブパックに期待できる効果
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人間だけでなく、最近は犬にパックを使う飼い主さんも少なくありません。犬のハーブパックには一体どのような効果があるのでしょうか。いくつか期待できる効果について解説します。
保湿効果
天然のハーブには保湿効果があります。そのため、被毛の量が少ない犬や、毛にコシがない犬にハーブパックを使うと、被毛の質や量が改善される可能性があります。手触りはフワフワになり、つや感が出ることもあります。
角質や汚れの除去
犬にハーブパックを活用すると、ハーブの成分が日ごろのシャンプーでは流せない角質や汚れを除いてくれる場合があります。
ハーブの粉はとても細かいです。そのため、毛穴にスムーズに入り込んで汚れをキレイに落とします。フケや皮脂汚れが気になる愛犬に利用すると便利です。
細菌の生成を抑制
ハーブパックにはバクテリアなど細菌の生成を抑える効果も期待できます。細菌の生成が抑制されると、肌の状態をより衛生的に保てます。
犬のにおいトラブルの原因は細菌であることが少なくありません。そのため細菌を繁殖させないようにすれば、においを軽減できる可能性が高いです。
「愛犬のにおいが最近気になる」と感じる場合は、一度ハーブパックを活用してみるのも手です。
虫よけ効果
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犬のハーブパックには虫よけの効果も期待できます。実はハーブパックには、蚊などの虫が苦手とする成分が含まれているからです。
散歩に出てよく蚊に喰われてしまうという場合や、虫が被毛につくのが気になっている場合も、一度ハーブパックを試してみるとよいでしょう。
汚れや毛玉などの抑制
ハーブパックには他にもうれしい効果が期待できます。ハーブの成分によって毛のコーティングがなされるため、汚れや毛玉がつきにくくなります。
また、静電気を防止する作用もあります。毛玉ができにくい状態だと犬のお手入れが楽になるので、毛量が豊富な犬に使ってみるのも手です。
リラックス効果
ハーブパックからは当然ながらハーブの香りがします。ハーブのかぐわしい香りをかいで、犬がリラックス感を感じられることもあるでしょう。
「最近愛犬がストレスを感じているようだ」と思ったら、一度ハーブパックの効き目を試してみてもよいでしょう。
このように、犬のハーブパックには、たくさんの効果が期待できます。
トリートメントなどのケア商品では、続けて使用しないと効果がなかなか実感できないものがあります。それに対して犬のハーブパックの場合、1回の使用でも効果を実感できる場合があります。
犬のハーブパックを活用する場合の注意点
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犬がハーブパックを活用する時には、いくつか注意しておくべきポイントがあります。人間と同様、犬にも体質というものがあります。
そのため「ハーブパックが特定の犬の体質にあわないこともある」という点を覚えておくことは大事です。
皮膚が敏感な犬の場合や植物アレルギーがある犬の場合、ハーブパックを使用することで炎症が発生してしまう恐れがあります。こうしたリスクは一般的ではないとはいえ、個体によっては危険性があります。
ゆえに、ハーブパックをする前には必ずパッチテストをすることをおすすめします。皮膚にハーブパックを軽く貼付してみて、しばらくして何かしらの反応があるかどうかを調べるようにしてください。もし問題なければ、その後使用しても安心です。
ハーブパックは自作も可能
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実はハーブパックを自分で作ることもできます。自宅でハーブを育てているなら、いつでも手軽にハーブパックを自作できます。
大まかに説明すると、摘み取ったハーブもしくはハーブティーからハーブ成分を抽出してタオルなどに浸透させます。そして犬の体に優しく塗付してあげます。これだけでOKです。
もう少し詳しく手順を説明すると、まずハーブを水から煮出します。沸騰直前のところで火を止めフタをします。そして、10分から15分ほど置いておきます。ハーブの成分がしっかりと抽出されたら、タオルにハーブの液を浸して、軽く絞ります。
タオルを冷ましたら、犬の体にタオルで塗付してあげましょう。腰まわりや首まわりを中心にパックしてみてください。
まとめ
犬にハーブパックをすると様々な効果を期待できます。嫌がる場合は別として、時々愛犬にハーブパックを施してあげるなら、ストレス軽減や健康効果を実感してもらえる可能性があります。
自作ハーブパックはそれほど難しくないため、ぜひ一度チャレンジしてみてください。