はじめに
アール・ヌーヴォーを代表する画家、チェコ出身のミュシャ。彼が描いた女性たちの、流れるような美しいポスターなどを中心に、約150点の作品を一同に展示する『ミュシャ展~運命の女たち~』が、12月23日(土)より名古屋で開催されます。京都でも大人気だった本展。ファンならずとも注目の展覧会です。
2017年12月23日よりスタート
ポスター《ジョブ》(部分)1896年 リトグラフ
19世紀末から20世紀にかけてヨーロッパで開花した美術運動、アール・ヌーヴォー(新しい芸術)。その代表的な画家、チェコ出身のアルフォンス・ミュシャは日本でも大変な人気です。今回名古屋で12月23日(土)より開催される『ミュシャ展~運命の女たち~』では、約150点の作品を展示。
アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)は、1894年に当時の伝説的な女優サラ・ベルナールのポスター《ジスモンダ》を制作し、一夜にしてパリ中の話題をさらい、一気にスターダムにのし上がりました。流れるような髪に華やかに着飾った美しい女性、色とりどりの花や植物、ゴージャスな宝石などを散りばめた装飾性豊かなポスターや版画は一斉を風靡し、アール・ヌーヴォーを代表する世界的な作家となりました。
本展は、ミュシャの祖国チェコの個人コレクションからのもので、ミュシャにより描かれた女性たちを中心に代表的なポスター、版画、関連写真などあわせて約150点を展覧し、これまでのミュシャと、ミュシャに関わった女性たちを紹介する内容となっています。
素描《少女と鳩》1899年 鉛筆、白色ハイライト
素描《農民風のブラウスを着た少女》1878年 木炭
ポスター《スラヴィア保険会社》1907年 リトグラフ
カレンダー《ビスケット・ルフェーヴル=ウティール》1896年 リトグラフ
展覧会詳細
ポスター《黄道十二宮》1896年 リトグラフ
◆ミュシャ展 〜運命の女たち〜
会期:2017年12月23日(土・祝)~2018年2月18日(日)
開館時間:10:00〜19:30 ※12月31日(日)、最終日2018年2月18日(日)は18:00閉館(いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日:2018年1月1日(月・祝)
入館料:一般1,000円/高・大生800円 ※中学生以下無料
主催:松坂屋美術館、CBCテレビ
協力:CBCラジオ
後援:愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市 各教育委員会
企画制作:MBS