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バリスタ・柳隆晴さんがコンビニ4社のアイスコーヒーを飲み比べ! 【2020年夏編】




はじめに


そろそろ本格的な夏の到来。ご近所を巡るプチトリップが旅の主役になりそうな2020年の夏ですが、散策の間に飲みたいものといえば、コンビニで気軽に買えるアイスコーヒー。そこで、コーヒーをこよなく愛し、年間で200店ものカフェや喫茶店を訪れてコーヒーの飲み比べをしているというバリスタの柳隆晴さんに、各社のアイスコーヒーの魅力を教えていただきました。
飲み比べていただくのは、バリスタ・柳隆晴さん

飲み比べていただくのは、バリスタ・柳隆晴さん


都内のカフェで働きながら、定期的にラテアートなどコーヒー関連のワークショップの開催や、イベントへのケータリング活動をしているというバリスタ・柳隆晴さん。「カフェ巡りスト」として年間200店以上のカフェや喫茶店を訪れてコーヒーを飲み比べ、ブログやSNSを通してお店の紹介をしていらっしゃいます。旅に出る時でも、カフェや喫茶店を目的に計画を立てることが多いため「コンビニコーヒーを飲む機会は少なめかも……」という柳さんの、コンビニアイスコーヒーの評価は一体どんなものでしょうか?

それでは、各社のアイスコーヒーを飲んでいただきます!
ファミリーマート「アイスコーヒー」

ファミリーマート「アイスコーヒー」


まずはファミリーマート。サイズと価格はSサイズ93円、Mサイズ167円、BIGサイズ232円(いずれも税別)となっています。

ファミリーマートでは、2020年6月にアイスコーヒーをリニューアル。挽き立てコーヒー「FAMIMA CAFÉ」の新型コーヒーマシン導入以降、初めてのアイスコーヒーリニューアルとなりました。今回のリニューアルでは、「4000を超えるの配合パターンの中から試行錯誤を繰り返し、遂にたどり着いた」味が楽しめるとのこと。
※柳さんが持っているのは2020年の夏季限定カップです


「2020年のリニューアルでタンザニアの豆の比率を増やしたことから、華やかな香りが楽しめます。タンザニアはアフリカの国で、アフリカのコーヒー豆は華やかな香りが特徴なので、それがよく出ていると思います。苦みや酸味は少なく、さらっとした味わいですね。大きく突出した特徴はありませんが、ほのかな甘みを感じられます。夏の暑い時期、のどが渇いた時にゴクゴクと飲むにはぴったり。氷が解けると味が薄くなってしまうので、購入後は早めに飲むのがおすすめです」


・酸味 ★★☆☆☆(1~2)
・コク ★★☆☆☆(2)
・苦み ★★★☆☆(2~3)

ファミリーマートのアイスコーヒーはどんな人におすすめ?


「苦みが得意ではない方、さらっとした味わいを好む方に向いています。何かをしながら時間をかけて飲むというよりは、汗をかいた後などに、喉を潤すために一気に飲むのがおすすめです」
ミニストップ「アイスコーヒー」

ミニストップ「アイスコーヒー」


次はミニストップ。Sサイズ93円、レギュラーサイズは139円(税別)です。

ミニストップのアイスコーヒーは2018年にリニューアル。香りが特徴のエチオピア産の豆を新たに配合し、芳醇な香りを楽しめるコーヒーとなりました。


「苦みがしっかりとある印象なので、目覚めの一杯として飲むとシャキッとしそうです。飲み始めは苦みの衝撃が強いですが、後味はさっぱり。苦みはあるもののさっぱりした後味なので、ファミリーマートと同じく、氷が解けないうちに飲まないと水っぽくなってしまうかもしれません。こちらもゴクゴクと飲みたい時におすすめです」


・酸味 ★★☆☆☆(1~2)
・コク ★★★☆☆(3)
・苦み ★★★☆☆(3)

ミニストップのアイスコーヒーはどんな人におすすめ?


「苦みが好きな人ですね。男女でいうと女性はフルーティな味を好む人が多いので、ミニストップは男性ファンが多いかもしれません」 ローソン「アイスコーヒー」

ローソン「アイスコーヒー」


店内淹れたてコーヒーサービス「MACHI café」が人気のローソン。アイスコーヒーのほかに「カフェインレスアイスコーヒー」「スマトラタイガー アイスコーヒー」など多彩なメニューがあるのが特徴です。アイスコーヒーはSサイズ93円、Mサイズ165円、メガサイズ297円(メガサイズは一部店舗では取り扱いなし・すべて税別)で提供されています。

ローソンでは、2020年の6月にアイスコーヒーをリニューアル。2019年のリニューアルで好評だった「コク」「余韻」はそのままに、雑味をなくし、まろやかな味わいを楽しめるようになっています。
「ブラジルのイパネマ農園産の豆を使用していて、パッと広がる華やかな香りが特徴です。コクも強めですが、全体としてバランスが取れた味わいです。余韻が残るので、ゴクゴク飲むというよりは、何かしながら、じっくりと飲むシーンに適していると思います」


・酸味 ★★☆☆☆(1~2)
・コク ★★★★☆(3~4)
・苦み ★★☆☆☆(2)

ローソンのアイスコーヒーはどんな人におすすめ?


「コクがしっかりありますが、丸く、柔らかなイメージなので、女性にもおすすめできます」(柳さん) セブンイレブン「7カフェ アイスコーヒー」

セブンイレブン「7カフェ アイスコーヒー」


最後はセブンイレブンのアイスコーヒー。サイズと価格はレギュラー93円、ラージ167円(いずれも税別)となっています。

セブンイレブンでも、2020年の6月にアイスコーヒーをリニューアル。ブレンドしている4種類の豆のうち「キリマンジャロ」の使用比率を従来比約1.6倍に変更。香りの向上と後味のキレを楽しめるようになっています。
「今日飲んだ4つのなかでは一番甘みがあります。口当たりがなめらかで優しく、丸い味わいです。コクもあり、飲んでいるとコクに包み込まれていくような、心地よい印象。豆の渋皮を取る「磨き豆」という製法を使っているそうですが、渋皮はエグみの原因にもなるので、取り除いたことによる効果がしっかりでていますね。2020年のリニューアルでキリマンジャロの使用比率を1.6倍にしたことにより、華やかな香りも楽しめます。総合点が非常に高いと思います!」


・酸味 ★★☆☆☆(1~2)
・コク ★★★★☆(3~4)
・苦み ★★★☆☆(2~3)

セブンイレブンのアイスコーヒーはどんな人におすすめ?


「ネガティブな要素が感じられない、バランスのよいアイスコーヒーなので、どんな人にもおすすめできると思います。コクがしっかりあるので、氷が解けてもおいしく飲めます。ゴクゴクと飲むよりは時間をかけて飲むのがおすすめです」

最後に質問です。迷った時は何を基準にお店を選べばよいですか?


柳さんによると、選ぶ基準は下記3つとのこと。

①苦みが好きかどうか
「今回飲み比べた4つのコンビニは酸味がほぼ同じなので、比較するとしたらコクと苦み。特に苦みがわかりやすいと思います。苦みが好きな人であれば、ミニストップを選べば間違いないでしょう」

②飲むシーンを想像する
「仕事をしながらなのか、喉がカラカラに乾いている時なのか、運動をして疲れた後なのか、飲むシーンを想像するといいと思います。何かをしながら飲みたいのであれば、コクがしっかりとあるローソンやセブンイレブンを、ゴクゴクと一気に飲みたいのであれば、ファミリーマートやミニストップを選べばいいと思います」

③飲みたい時間帯はいつ?
「朝、目を覚ましたいのであれば、ミニストップなどの苦みやパンチがあるものがおすすめです。反対に、リラックスしたい夜であれば、ライトな感じのファミリーマートや、コクの余韻が残るローソン、丸みがある味わいのセブンイレブンなどがよいと思います」

おわりに


バリスタ・柳隆晴さんにコンビニ4社のアイスコーヒーを比較していただきました。コンビニは身近な存在のため、アイスコーヒーの違いをじっくりと考える機会は少ないですが、各社それぞれに特徴がありました。今年の夏は、柳さんのコメントを参考に、自分にぴったりのアイスコーヒーを選んでください。
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