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日本航空(JAL)は、画面に触れることなく操作できる自動チェックイン機の運用実験を羽田空港で実施した。
自動チェックイン機の画面に沖電気工業(OKI)製の赤外線タッチレスセンサーを取り付けることで、画面からセンチほど離れた空中で指を動かすだけで画面を操作できるというもの。第1ターミナルの18番カウンター付近に2台を設置し、8月24日から9月15日までの9日間で運用実験を行った。コロナ禍における感染拡大防止対策のため、今後、自動チェックイン機の非接触化を本格的に進める。
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合わせて、JALでは羽田空港における抗菌・抗ウイルス加工を進めている。カウンターや自動チェックイン機、自動手荷物預け入れ機などに、無光触媒の「エコキメラ」を噴霧。この触媒はA型インフルエンザウイルスなどのエンベロープウイルスに効果が確認されているという。タッチレスセンサーを取り付けた自動チェックイン機にも、利用者が誤って画面に触ってしまった場合への対策としてコーティングを施している。今後は他の空港でも同様の対策を検討しているという。
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