エアバスは、エミレーツ航空からエアバスA380型機20機の確定発注を受けたと発表した。オプション16機の発注も含まれており、カタログ価格で160億米ドルとなる。引き渡しは2020年より開始する。
エミレーツ航空のシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム最高経営責任者(CEO)は、「この合意によりエアバスA380型機の生産ラインを安定させ、サプライチェーンで何千人もの高付加価値の雇用を支援する。エミレーツ航空にとってエアバスA380型機は、顧客、事業、ブランドにとって成功した機体である。」と述べた。
エミレーツ航空は2008年7月にエアバスA380型機の初号機を受領し、2017年11月3日には、ドイツのハンブルクで100機目となるエアバスA380型機を受領した。現在は101機を運航している。受領待ちの機体は41機あり、最大で178機を導入することになる。
世界では、シンガポール航空やカタール航空など13社が222機を運航しており、エミレーツ航空はエアバスA380型機の世界最大の運航会社。燃費効率の良い中型機を活用したポイント・トゥ・ポイントでの路線開設が増える中で、エアバスA380型機の発注は伸び悩んでおり、世界最大のエアバスA380型機のオペレーターであるエミレーツ航空の発注の動向に注目が集まっていた。全日本空輸(ANA)も2019年春より、東京とホノルルを結ぶ路線に投入することを計画している。
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