サイズやジャンル、価格はすべて不問の上で「とにかく新しい価値を創造せよ」というオーダーの元に開発されたマツダMX-30。ゼロベースで開発されたモデルだが、結果として、コンパクトSUV市場に身を投じることとなった。人気と実力を兼ね備えた競合車の多い激戦のマーケットで、どんな存在感を見せるだろうか。
REPORT・佐野弘宗(SANO HIROMUNE) PHOTO・神村 聖(KAMIMURA SATOSHI)
MAZDA MX-30 100周年特別記念車
自然と頭部が安定し、最適なドライビングポジションを実現できるシートを採用。オプションで上質なクロス+合成皮革トリムも用意される。後席は膝前が約100mm、頭上が約50mmのスペースだが、前席下が広くて足を伸ばしやすい。
日産キックス X ツートーンインテリアエディション
「X ツートーンインテリアエディション」はオレンジタンの合皮シートを採用。前席のシートバックが中折れ形状となっており、背骨をしっかりと支えてくれる。後席スペースは膝前が約210mm、頭上が約80mmと開放感のある広さだ。
トヨタC-HR HYBRID G
直近の一部改良で多くのグレードに前席シートヒーターや運転席の電動ランバーサポートを標準装備。撮影車はオプションの本革シートも備わり、上質感が高められている。後席スペースは膝前が約160mm、頭上が約50mmとMX-30に近い。
Volkswagen T-Roc TDI Style Design Package
シートもタイプ別に数多く設定。写真は「TDI Style Disign Package」のラヴェンナブルーメタリック専用トリムだ。国産車よりカチッとした座り心地で、背もたれが直立気味の後席は膝前が約130mm、頭上が約80mmといったところ。
※本稿は2020年12月発売の「マツダMX-30のすべて」に掲載されたものを転載したものです。