2020年4月、その2年前に撤去されたはずの旧型オービスが、そのままの姿で、突如、復活! 何をいまさら、でももしかして旧型の衣を纏った新型かも? などと関係筋を驚かせたものだが、なんと、そのオービスが、たった1年で跡形もなく消滅……って、一体、何考えてるんですかね?
税金の無駄遣いとはまさに、このこと!
☆撤去オービスDATA
場所:岐阜県土岐市和泉町
道路:国道19号線
方向:東行き
キロポスト:-
種類:R型オービス
速度測定方式:レーダー式
制限速度:60km/h
それにしても、意味不明にもほどがある。1年前、撤去した旧型オービスを同位置に復活させたことも前代未聞だったが、それを、たったの1年で撤去するなんて、まさに空前絶後の出来事というわけだ。
岐阜県警にどんな意図があったのかは知る由もないが、元々、オービス(固定式)というのは、スピード違反抑止という目的はさておいて、その取り締まり効率だけを考えれば税金の無駄遣いに他ならない。新設費用、維持費、そして撤去費用まで含めれば、庶民にとっては途方もないお金がかかるものなのに、よりによって再設置、そして2度目の撤去と、たった1年間の取り締まり、あるいはスピード抑止(ダミーという噂もあり)のために、さらに無駄な税金が使われたことになる。しかも、コロナ禍で国民が困窮しているこの時期に、だ。
とにかく、コロナ禍が一向に終息する気配もない、今日この頃、国が崩壊に向かっているという状況をよそに、あい変わらずせっせと点数稼ぎに勤しむ警察の姿勢は甚だ疑問。先日お伝えした阪神高速の「半固定式オービス」にしても、半端じゃない額の税金が、たったひとつの企業に渡っていることを考えても、とても納得できるような話ではない。もちろん、コロナ禍と交通取り締まりは別物という意見もあるだろうが、結局、その予算を負担しているのは国民であることに変わりはない。そんなことに使う金があったら、ぜひコロナ禍にあえぐ人たちの救済に使ってほしいものです!